クローラーとは?|SEO関連用語集

読み方: クローラー
目次
概要
クローラーとは、インターネット上のWebページを自動的に巡回し、情報を収集する検索エンジンのロボットプログラムのことです。
詳細説明
クローラー(Crawler)は、検索エンジンが使用する自動プログラムで、Web上のページを継続的に訪問し、コンテンツを収集・分析します。Googleのクローラーは「Googlebot」と呼ばれ、スパイダー(Spider)やボット(Bot)とも呼ばれます。
クローラーの主な種類は以下の通りです。
- Googlebot(デスクトップ):PC版ページのクロール用
- Googlebot(スマートフォン):モバイル版ページのクロール用(主流)
- Googlebot-Image:画像専用クローラー
- Googlebot-Video:動画専用クローラー
- その他の専門クローラー:ニュース、AdSenseなど
クローラーはリンクをたどってページを発見し、robots.txtの指示に従ってクロールを実行します。
重要性
クローラーが重要な理由は以下の通りです。
- SEOの基礎:クローラーに認識されなければ検索結果に表示されない
- サイト設計の指針:クローラーが巡回しやすいサイト構造が重要
- アクセス制御:クローラーの動きを制御することでサイトを最適化
- トラブルシューティング:クローラーの動作を理解することで問題解決が可能
具体例・実践方法
クローラーフレンドリーなサイトにする方法
- シンプルで明確なURL構造を設計
- 全ページに内部リンクで到達できるようにする
- XMLサイトマップを作成・更新する
- robots.txtで不要なページへのクロールを制限
- ページの読み込み速度を改善
- JavaScriptに依存しすぎない設計にする
クローラーのアクセスを確認する方法
- サーバーログを確認してGooglebotのアクセスを確認
- Google Search Consoleの「クロール統計情報」を確認
- User-Agentで「Googlebot」を検索
クローラーを制御する方法
- robots.txtでクロール範囲を指定
- noindexタグでインデックスを制御
- クロール頻度のリクエストをGoogle Search Consoleから送信
関連用語
- Googlebot
- クローリング
- インデックス
- robots.txt
- User-agent
- XMLサイトマップ
- クロールバジェット
- スパイダー
- ボット
- レンダリング
注意点・補足
クローラーの注意点は以下の通りです。
- 正規のGooglebotを装った悪質なボットに注意(IPアドレスで確認)
- robots.txtでクローラーをブロックすると、インデックスされない
- クローラーに過度な負荷をかけるとサーバーに影響
- JavaScriptの多用はクローラーの処理を遅らせる可能性
最新トレンド(2025年)
クローラーの最新トレンドは以下の通りです。
- Googlebotのレンダリング能力が向上し、JavaScriptサイトもクロール可能に
- モバイル版Googlebotが主流で、PC版は補助的
- AI技術の導入でクロール効率と精度が向上
- Core Web Vitalsの良いサイトが優先的にクロールされる傾向

