PWA(Progressive Web Apps)とは?|SEO関連用語集

読み方: ぴーだぶりゅーえー、ぷろぐれっしぶうぇぶあっぷす
概要
ウェブ技術を使用してネイティブアプリのような体験を提供する、次世代のウェブアプリケーション。
詳細説明
PWA(Progressive Web Apps)とは、ウェブ技術(HTML、CSS、JavaScript)を使用して、ネイティブアプリのような体験を提供する次世代のウェブアプリケーションです。オフライン動作、プッシュ通知、ホーム画面へのインストール、高速読み込み、スムーズなアニメーションなど、従来のウェブサイトとネイティブアプリの利点を組み合わせています。Service Workerによるキャッシング、Web App Manifestによるアプリライクな挙動、HTTPSによる安全な通信が主要な技術要素です。GoogleはPWAをモバイルSEOの理想形として推奨しており、適切に実装されたPWAはCore Web Vitalsスコアが高く、ユーザーエンゲージメントも向上します。TwitterやStarbucks、Pinterestなど大手企業も採用しています。
重要性
以下の点でPWAは重要です。
- ユーザー体験の大幅向上。アプリストア不要でインストール可能、オフライン動作、高速読み込みによりユーザー満足度が向上します。
- SEO効果。高速ページ表示とモバイル最適化により、Core Web Vitalsスコアが改善し、検索順位向上につながります。
- コンバージョン率改善。PWA導入企業の多くが、ページビューやコンバージョン率の大幅改善を報告しています。
- 開発コスト削減。iOS、Android別々のネイティブアプリ開発に比べ、単一のコードベースで済むため開発・保守コストが削減できます。
具体例・実践方法
PWA Example
PWA対応サイト
// manifest.json(最小構成)
{
"name": "My PWA",
"short_name": "PWA",
"start_url": "/",
"display": "standalone",
"icons": [{"src": "/icon-192.png", "sizes": "192x192", "type": "image/png"}]
}
関連用語
注意点・補足
PWA(Progressive Web Apps)の注意点は以下の通りです。
- PWAは必ずHTTPS環境で動作させる必要があります(localhostを除く)
- iOSでのPWAサポートは限定的で、一部機能(プッシュ通知など)が使えない場合があります
- Service Workerのキャッシュ戦略を誤ると、古いコンテンツが表示され続ける問題が発生します
- PWA化してもGoogleへのインデックスには影響しませんが、ページ速度改善によるSEO効果は期待できます
- 適切に実装しないと、かえってパフォーマンスが悪化する可能性があります
最新トレンド(2025年)
PWA(Progressive Web Apps)の最新トレンドは以下の通りです。
2025年現在、PWAはモバイルウェブ開発の標準的なアプローチとなっています。Googleは2024年にPWAのインストール促進機能を強化し、検索結果からの直接インストールをテストしています。また、Apple(iOS)もPWAサポートを段階的に拡充しており、2024年のiOS 18でプッシュ通知の一部機能が追加されました。PWAとネイティブアプリを組み合わせたハイブリッド戦略を採用する企業も増えています。Core Web VitalsとPWAの組み合わせがモバイルSEOの最適解とされ、特にECサイトやメディアサイトでの採用が加速しています。

