ページビューとは?|SEO関連用語集

読み方: ぺーじびゅー
目次
概要
ウェブサイトのページが表示された回数を示す基本的なアクセス解析指標。
詳細説明
ページビュー(Page View、PV)とは、ウェブサイトの特定のページが表示された回数を示す最も基本的なアクセス解析指標です。同じユーザーが同じページを複数回表示した場合、それぞれがページビューとしてカウントされます。例えば、Aさんがトップページを3回、記事ページを2回閲覧した場合、合計5ページビューとなります。ページビューはサイトの人気度や成長を測る基本指標ですが、単独では質を測れないため、ユニークユーザー数、セッション数、滞在時間などと組み合わせて分析する必要があります。Google Analytics 4(GA4)では「表示回数」や「ページとスクリーンのビュー」として表示されます。SEO効果の測定、コンテンツの人気度把握、広告収益の予測などに活用されます。
重要性
以下の点でページビューは重要です。
- サイト成長の測定。ページビューの推移により、サイトの成長や季節変動を把握できます。
- コンテンツ評価。どのページが人気か、どのトピックに需要があるかを判断できます。
- 広告収益の基礎。ディスプレイ広告の収益は通常ページビュー数に比例します。
- SEO効果の測定。オーガニック検索からのページビュー増加は、SEO施策の成功を示します。
関連用語
注意点・補足
ページビューの注意点は以下の通りです。
- ページビューが多くても、直帰率が高い場合は質の低いトラフィックの可能性があります
- ボットやクローラーによるページビューは、適切にフィルタリングする必要があります
- SPAフレームワーク(React、Vue.js)では、ページ遷移時に手動でページビューイベントを送信する必要があります
- GA4では、ページビューは「page_view」イベントとして記録されます
- プライバシー規制(GDPR、Cookie法)により、正確なページビュー測定が難しくなっています
最新トレンド(2025年)
ページビューの最新トレンドは以下の通りです。
2025年現在、ページビューだけでなく「質的なエンゲージメント」を測る指標が重視されています。GA4では、エンゲージメント率(10秒以上滞在、2ページ以上閲覧、またはコンバージョンが発生したセッションの割合)が主要指標となっています。AI Overviewの普及により、検索結果で回答が直接表示されるケースが増え、一部のクエリではページビュー数が減少傾向にあります。一方、深い情報を求めるロングテール検索からのページビューは増加しています。サーバーサイドトラッキングの導入により、クッキーレス環境でも正確なページビュー測定が可能になっています。

