サイトマップとは?|SEO関連用語集

読み方: さいとまっぷ
目次
概要
サイトマップとは、ウェブサイト内のすべてのページのリストを構造化して示したファイルのことです。主にXML形式とHTML形式の2種類があります。
詳細説明
サイトマップは、検索エンジンとユーザーの双方がウェブサイトの構造を理解するための重要なツールです。
XMLサイトマップ:
検索エンジン向けのサイトマップで、通常 `sitemap.xml` という名前で公開されます。以下の情報を含みます。
- ページのURL
 - 最終更新日
 - 更新頻度
 - 優先度(priority)
 
基本的な構造:
  
    https://example.com/page1 
    2025-01-15 
    weekly 
    0.8 
   
 
HTMLサイトマップ:
ユーザー向けのサイトマップで、サイト内のページをリスト化したWebページです。主にナビゲーション補助として機能します。
重要性
- クロール効率の向上: 検索エンジンがすべてのページを効率的に発見できる
 - インデックス促進: 新しいページや更新されたページが早くインデックスされる
 - 大規模サイトの必須要素: 数百ページ以上のサイトでは特に重要
 - ユーザビリティ: HTMLサイトマップはユーザーの情報探索を支援
 - 構造の可視化: サイトの階層構造を明確に示せる
 
具体例・実践方法
XMLサイトマップの作成と送信
- WordPress: Yoast SEO、Rank Mathなどのプラグインで自動生成
 - その他: サイトマップジェネレーターツールを使用
 - Google Search Consoleに送信
 
動的更新
新規ページ追加時に自動的にサイトマップを更新します。
分割サイトマップ
大規模サイト(50,000URL以上)はサイトマップを分割します。
sitemap-index.xml (メインインデックス)
  ├ sitemap-posts.xml
  ├ sitemap-pages.xml
  └ sitemap-products.xml
robots.txtでの指定
User-agent: *
Sitemap: https://example.com/sitemap.xml
HTMLサイトマップの設置
フッターからリンクし、すべてのページにアクセス可能にします。
関連用語
- XML
 - robots.txt
 - クロール
 - インデックス
 - Google Search Console
 - サイト構造
 - ナビゲーション
 - パンくずリスト
 - 内部リンク
 
注意点・補足
サイトマップの注意点は以下の通りです。
- XMLサイトマップは50,000URL、50MBまで(それ以上は分割)
 - nofollowやnoindexのページは通常サイトマップに含めない
 - 優先度(priority)は相対的な指標でGoogleはヒントとして扱う
 - サイトマップがあってもすべてのページがインデックスされる保証はない
 - 小規模サイト(数十ページ)でもサイトマップは推奨される
 
最新トレンド(2025年)
サイトマップの最新トレンドは以下の通りです。
- 動画やニュース用の専用サイトマップの重要性が増加
 - サイトマップにlastmodタグを正確に設定することでクロール効率が向上
 - IndexNow対応サイトマップで、リアルタイムインデックスが可能に
 - AI検索エンジンもサイトマップを参照してコンテンツを理解
 

