パンくずリストとは?|SEO関連用語集

読み方: ぱんくずりすと
目次
概要
パンくずリスト(Breadcrumb)とは、ユーザーがサイト内のどの階層にいるかを示すナビゲーション要素で、通常ページ上部に表示されます。
詳細説明
パンくずリストは、「ホーム > カテゴリ > サブカテゴリ > 現在のページ」のように、サイトの階層構造を視覚的に表示するナビゲーションです。童話「ヘンゼルとグレーテル」でパンくずを道しるべに使ったことが名前の由来です。
パンくずリストの表示例:
ホーム > SEOツール > キーワードツール > Googleキーワードプランナー
パンくずリストの種類:
- 階層型パンくずリスト: サイトの階層構造を反映(最も一般的)
 
   ホーム > 家電 > テレビ > 4Kテレビ
- 属性型パンくずリスト: 商品の属性を示す(ECサイト)
 
   ホーム > メンズ > シューズ > サイズ:27cm > カラー:黒
- 履歴型パンくずリスト: ユーザーの閲覧履歴を表示(非推奨)
 
   ホーム > 検索結果 > 商品詳細
重要性
- ユーザビリティ: ユーザーが現在地を把握し、上位階層に簡単に移動できる
 - SEO効果: 検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなる
 - SERPsでの表示: GoogleがパンくずリストをSERPsに表示する(リッチリザルト)
 - 内部リンク強化: 自然な内部リンク構造を構築できる
 - 直帰率の低下: ユーザーが他のページへ移動しやすくなる
 
具体例・実践方法
構造化データの実装
JSON-LDまたはMicrodataでマークアップします。
視覚的な実装
すべてのページに設置
トップページ以外のすべてのページに表示します。
モバイル対応
スペースが限られる場合は省略表示や折りたたみを検討します。
関連用語
注意点・補足
パンくずリストの注意点は以下の通りです。
- 現在のページはリンクにしない(クリックできないようにする)
 - パンくずリストは補助的なナビゲーションであり、メインナビゲーションの代替にはならない
 - 深い階層(4階層以上)の場合、モバイルでは中間を省略することもある
 - ECサイトでは複数のカテゴリパスがある場合、最も関連性の高いものを表示
 - すべてのパンくずリンクは実際にクリック可能で機能する必要がある
 
最新トレンド(2025年)
パンくずリストの最新トレンドは以下の通りです。
- Googleがパンくずリストの構造化データをより重視し、SERPsでの表示率が向上
 - モバイルファーストインデックスで、モバイルでのパンくずリストの使いやすさが重要
 - 動的パンくずリスト(ユーザーの経路に応じた表示)の実装が増加
 - アクセシビリティ対応(aria-label、nav要素)が標準化
 

