wwwあり・なしとは?|SEO関連用語集

読み方: だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅーあり・なし

目次

概要

wwwあり・なしとは、ウェブサイトに「www」サブドメインを付けてアクセスする場合と付けない場合の2つのURLパターンが存在する状態のことです。適切に統一しないと重複コンテンツ問題を引き起こします。

詳細説明

多くのウェブサイトは、以下の2つのURLでアクセス可能です。

wwwなし: https://example.com
wwwあり: https://www.example.com

どちらも同じコンテンツを表示する場合、検索エンジンはこれを2つの異なるサイトとして認識し、以下の問題が発生します。

問題点

  1. SEO評価の分散: 被リンクや評価が2つのバージョンに分散
  2. インデックスの重複: 同じページが2つのURLでインデックス
  3. Analytics の分散: トラフィックデータが分かれて正確に測定できない
  4. 被リンクの分散: 一部は www あり、一部はなしにリンクされる

検索エンジンの認識

https://example.com/page
https://www.example.com/page

→ 異なるドメインとして扱われる(wwwはサブドメイン)

重要性

  • SEO評価の統一: すべての評価を1つのバージョンに集約
  • 被リンクの最大化: 分散していた被リンクの価値を統合
  • ブランド統一: 一貫したURLでブランド認知を高める
  • Analytics の正確性: トラフィックデータの正確な測定
  • ユーザー体験: 一貫したURLで混乱を防ぐ

具体例・実践方法

どちらに統一すべきか?

wwwあり(www.example.com)の利点:

  • CDN設定が柔軟
  • Cookie管理が容易(サブドメインとの分離)
  • 大規模サイトに適している
  • 伝統的で認知度が高い

wwwなし(example.com)の利点:

  • URLが短くシンプル
  • 覚えやすい
  • モダンな印象
  • 小〜中規模サイトに適している

結論: どちらでも良いが、一度決めたら変更しない

301リダイレクトでの統一

Apache (.htaccess) – wwwなし → wwwあり:

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://www.example.com/$1 [L,R=301]

Apache (.htaccess) – wwwあり → wwwなし:

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.example.com [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://example.com/$1 [L,R=301]

Nginx – wwwなし → wwwあり:

server {
    server_name example.com;
    return 301 https://www.example.com$request_uri;
}

Nginx – wwwあり → wwwなし:

server {
    server_name www.example.com;
    return 301 https://example.com$request_uri;
}

canonicalタグの設定







統一したバージョンをcanonicalに指定

注意: 301リダイレクトの方が確実。canonicalはバックアップとして使用。

Google Search Consoleでの設定

Google Search Consoleでは、wwwあり・なしは別プロパティとして登録:

1. 両方のバージョンをプロパティとして追加
   - https://example.com
   - https://www.example.com

2. 使用するバージョン(301リダイレクト先)がメインプロパティ

3. 両方を確認することで、どちらにリンクされていてもデータを把握可能

確認方法

リダイレクトテスト:

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次