セッションとは?|SEO関連用語集

読み方: セッション
目次
概要
セッションとは、Webサイト上でのユーザーの一連の行動をまとめた単位で、通常は30分間の非アクティブ状態で終了します。
詳細説明
セッションは、ユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の行動(ページビュー、イベント、eコマーストランザクションなど)をグループ化したものです。従来のユニバーサルアナリティクス(UA)では主要な測定単位でしたが、GA4ではイベントベースのモデルに移行し、セッションの概念が変化しています。一般的に、30分間操作がない場合、または日付が変わった場合、参照元が変わった場合に新しいセッションが開始されます。同じユーザーが1日に3回サイトを訪問した場合、3セッションとカウントされます。セッション数、セッション時間、セッションあたりのページビュー数などの指標は、サイトのエンゲージメントやコンテンツの質を評価する上で重要です。
重要性
- サイトへの訪問頻度を測定できる
- ユーザーエンゲージメントの深さを評価できる
- トラフィックソース別の効果を比較できる
- コンバージョンファネルの分析に使用できる
- サイト改善の効果測定に活用できる
具体例・実践方法
セッション関連の主要指標
- セッション数
- サイトへの訪問回数の総計
- トラフィックの規模を把握する基本指標
- 期間比較で成長トレンドを確認
- 平均セッション時間
- ユーザーがサイトに滞在した平均時間
- エンゲージメントの高さを示す指標
- コンテンツの質や関連性を評価
- セッションあたりのページビュー
- 1セッション中に閲覧されたページ数の平均
- サイト内回遊性の指標
- 内部リンク構造の評価に使用
- 新規セッション率
- 初めてサイトを訪問したユーザーの割合
- 新規獲得とリピーター獲得のバランスを把握
セッション分析の活用例
- オーガニック検索からのセッション増加をSEO成果として測定
- セッション時間が短いページを特定し、コンテンツ改善
- デバイス別セッション数を分析し、モバイル最適化の優先度を決定
関連用語
注意点・補足
セッションの注意点は以下の通りです。
- GA4ではセッションの定義がUAと異なる
- 複数デバイスを使用するユーザーは複数セッションとしてカウントされる
- ブラウザのクッキー削除やプライベートブラウジングで正確性が低下
- タイムアウト時間の設定により数値が変動する
- ボットやスパムトラフィックがセッション数を歪める可能性がある
最新トレンド(2025年)
セッションの最新トレンドは以下の通りです。
- GA4ではエンゲージメントセッションの概念が重視される
- cookieレス環境でのセッション追跡方法が進化
- サーバーサイドトラッキングによる精度向上
- クロスデバイストラッキング技術の発展
- プライバシー保護とセッション測定の両立が課題に

