この記事のポイント
  • 全体ページ数の5%未満なら放置OKなケースが大半
  • 記事ページや収益ページが該当する場合は対処が必要
  • コンテンツ品質・重複・技術的問題・サイト評価の4つが主な原因
  • 「検出–インデックス未登録」とは状態も対処法も異なるため区別が重要
  • 改善後の反映には数日〜数ヶ月かかるため定期的な確認が必要

「クロール済み - インデックス未登録」は、feedやページネーションなどインデックス不要なページが該当しているだけなら放置して問題ありません。全体ページ数の5%未満であれば、サイト評価への悪影響もほぼないとされています。

ただし、検索流入を期待している記事ページや収益ページがこの状態になっている場合は、早急な対処が必要です。

まず確認:放置OK?対処が必要?
  • 放置OK:feed・ページネーション・パラメータ付きURL・タグページなどインデックス不要なページ
  • 対処が必要:記事ページ・商品ページ・CVページなど検索流入を期待しているページ
  • 要注意:以前インデックスされていたのに除外された場合、急増した場合

対処が必要な場合、原因は大きく4つに分類できます。

4つの原因と対処の方向性
  1. コンテンツ品質の問題:検索意図の再分析とリライトで品質を改善する
  2. 類似・重複コンテンツ:canonical設定やページ統合で重複を解消する
  3. 技術的なページ:feed等は放置OK。不要なURLはnoindex化する
  4. サイト全体の評価が低い:低品質ページの整理と内部リンク最適化に取り組む

この記事では、放置OKかどうかの判断フローから、原因別の具体的な対処手順まで解説します。

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「クロール済み - インデックス未登録」とは?

サーチコンソールで表示される「クロール済み - インデックス未登録」のステータス

「クロール済み - インデックス未登録」は、Googleがページの中身をクロール(巡回・取得)したうえで、インデックスに登録する価値がないと判断した状態を指します。

このステータスが表示されているページは、検索結果に表示されません。Googleがページの内容を確認したにもかかわらず登録を見送っているため、「検出 - インデックス未登録」よりも深刻なケースが多いです。

Google公式ヘルプでは、以下のように定義されています。

「ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。」

Google公式ヘルプ

ポイントは「今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります」という部分です。Googleはページの内容を確認したうえで、現時点ではインデックスに値しないと判断しています。

確認方法

「クロール済み - インデックス未登録」の該当URLは、Search Consoleで確認できます。

STEP 1
Google Search Consoleにログインする
STEP 2
左メニューから「ページ」→「ページのインデックス登録」を開く
STEP 3
「ページがインデックスに登録されなかった理由」セクションで「クロール済み - インデックス未登録」をクリック
STEP 4
該当URLの一覧が表示される
STEP 5
個別URLをクリックして「URLを検査」で詳細情報を確認する

URL検査ツールでは、Googleがそのページをいつクロールしたか(最終クロール日)、クロール時の状態などを確認できます。

確認のポイント
  • 「最終クロール日」に日付がある → クロール済み(検出のみの状態と区別できる)
  • 該当URLの中に重要なページが含まれていないか確認する
  • feedやページネーションなど、本来インデックス不要なページが含まれていないか確認する
  • 急増していないか、期間を変えて推移を確認する

放置してよいケース・対処が必要なケース

「クロール済み - インデックス未登録」が表示されたとき、すべてのケースで対処が必要なわけではありません。目安として、サイト全体のページ数に対する該当ページの割合が5%未満であれば、サイト評価への悪影響はほとんどないと考えられます。

対処が必要かの判断フローチャート:Search Consoleで確認→検索結果に表示させたいページか判断→原因特定→2週間後に再確認

放置してよいケース

以下に該当する場合は、対処は不要です。

  • RSSフィード(/feed/、/rss/ など)
  • ページネーション(/page/2/、/page/3/ など)
  • パラメータ付きURL(?sort=price&order=asc など)
  • AMPページ(正規ページがインデックスされていれば問題なし)
  • タグページ・アーカイブページなどの低優先度ページ
  • 意図的にnoindexを設定していないが、検索結果に表示する必要がないページ

対処が必要なケース

以下に該当する場合は、積極的な対処をおすすめします。

  • 検索からの流入を期待している記事ページ・コンテンツページ
  • 商品ページやサービスページなど収益に関わるページ
  • 以前はインデックスされていたのに除外されたページ
  • 該当URLが急増している場合(サイト全体の品質問題の可能性)

特に、以前インデックスされていたページが「クロール済み - インデックス未登録」に変わった場合は、Googleの評価が下がったサインの可能性があるため早急に原因を調べましょう。

「検出 - インデックス未登録」との違い

「クロール済み - インデックス未登録」と「検出 - インデックス未登録」は名前は似ていますが、状態も対処法も大きく異なります。

「検出 - インデックス未登録」と「クロール済み - インデックス未登録」の違い:クロール状況、Googleの判断、主な原因、対処の方向性、深刻度の比較
項目検出 - インデックス未登録クロール済み - インデックス未登録
クロール状況まだクロールされていないクロール済み(内容を確認済み)
Googleの判断クロール優先度が低い・リソース不足インデックスに値しないと判断
主な原因サーバー負荷回避、クロール優先度コンテンツ品質、重複、技術的除外
対応の方向性クロールを促進するコンテンツ品質を改善する

「検出」はクロールを促す施策が中心、「クロール済み」はコンテンツ品質の改善が中心です。

対処法の方向性を間違えると逆効果になる可能性があるため、2つのステータスの違いを正確に理解しておくことが重要です。

関連記事 「検出 - インデックス未登録」を解消する5つの対策

原因と対処法

「クロール済み - インデックス未登録」の原因は大きく4つに分類できます。原因ごとに対処法が異なるため、まず自分のサイトがどの原因に該当するかを特定してください。

Googleがインデックスしない4つの理由:コンテンツ品質の問題、類似・重複コンテンツ、技術的な除外、サイト全体の評価が低い

①コンテンツ品質の問題

最も多い原因が、コンテンツの品質がGoogleの基準を満たしていないケースです。

こんな症状が出ていたら品質の問題
  • 記事ページや主要コンテンツが「クロール済み - インデックス未登録」になっている
  • 新規公開した記事がなかなかインデックスされない
  • 以前インデックスされていたページが除外された
品質が低いと判断される原因
  • 文字数が少なく情報が薄い(内容の浅いページ)
  • 他サイトの情報をまとめただけで独自の視点がない
  • 検索意図に対して十分な回答ができていない
  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が不足している
対処法:品質改善の具体的な手順
  1. 対象KWで上位10件を確認する:上位記事が扱っている情報を洗い出し、自分の記事に不足しているトピックを特定する
  2. 検索意図に合った構成に作り直す:ユーザーが知りたい結論を冒頭に配置し、根拠→手順→補足の順で構成する
  3. 独自情報を追加する:自社データ・事例・スクリーンショット・体験談など、他サイトにはない一次情報を入れる
  4. E-E-A-Tを強化する:執筆者情報を明記し、公式ドキュメントや調査データの引用を追加する
inSite inSite

品質改善の最優先は「検索意図とのズレを直す」こと。文字数を増やすだけでは効果が出ないケースがほとんどです。上位記事と自分の記事を見比べて、「ユーザーが知りたいのに書いていない情報」がないか確認しましょう。

②類似・重複コンテンツの問題

サイト内外に類似したコンテンツが存在する場合、Googleはその中から1つだけを代表ページとして選び、残りをインデックスから除外します。

重複が発生する原因
  • 同じトピックで複数の記事を書いている(カニバリゼーション)
  • URLパラメータで同じコンテンツに複数のURLが存在する
  • www有無・http/https・末尾スラッシュの有無などによるURL重複
  • CMSが自動生成するアーカイブページやタグページ

URL重複が発生するパターンは以下のとおりです。

重複パターンURL例
www有無example.com / www.example.com
プロトコル違いhttp://example.com / https://example.com
末尾スラッシュ/page / /page/
パラメータ付き/page / /page?ref=top
index有無/ / /index.html

対処法:

方法使い分け効果
canonical同一・類似コンテンツのURL統合リンク評価を正規URLに集約
301リダイレクトURLを完全に移行する場合リンク評価を引き継ぎつつ統合
noindex検索結果に表示不要なページインデックスから除外

③技術的なページ(feed、ページネーション等)

feedやページネーションなど、技術的に生成されるURLが「クロール済み - インデックス未登録」になるケースは、多くの場合放置して問題ありません。

ページ種別ごとの対処法
  • RSSフィード:対処不要。フィードはインデックスされる必要がないため、このステータスで正常です
  • ページネーション:対処不要。2ページ目以降は通常インデックスされなくても問題ありません
  • サイト内検索結果ページ:robots.txtでブロックするか、noindexを設定します
  • パラメータ付きURL:canonicalタグでパラメータなしのURLを正規URLとして指定します

④サイト全体の評価が低い場合

サイト全体のドメイン評価が低い場合、個別のコンテンツ品質が十分でもインデックスされにくくなります。

対処法(長期的な取り組み)
  • 低品質ページの整理:品質の低いページをnoindex化・削除・リライトし、サイト全体の品質を引き上げる
  • コンテンツの定期的な更新:既存記事のリライトや新規記事の追加を継続的に行う
  • 被リンクの獲得:良質なコンテンツを作成し、自然な被リンクを獲得する
  • 内部リンクの最適化:重要なページへの内部リンクを充実させ、サイト内の評価を適切に分配する

内部リンクの最適化には、**inSite(インサイト)**の内部リンクマトリクス機能が便利です。ページ間のリンク状況を可視化し、内部リンクが不足しているページを簡単に特定できます。

inSiteの内部リンク管理画面

関連記事 内部リンクの効果とSEOに強い貼り方

大量発生・急増した場合の対応法

「クロール済み - インデックス未登録」が大量に発生したり急増した場合は、個別対処ではなくサイト全体を見渡した対応が必要です。

大量発生・急増時の対応ステップ:影響範囲の確認、優先順位の決定、一括対処の実施

まず確認すること

最初に確認するポイント
  • Googleのコアアップデートがあったか(Search Central公式ブログを確認)
  • サイトの大幅な変更(リニューアル、URL構造変更など)を行っていないか
  • サーバーエラーや技術的な問題が発生していないか
  • robots.txtやnoindex設定を誤って変更していないか
  • Search Console上で手動対策の通知が来ていないか

Googleのコアアップデート直後に急増した場合は、サイト全体の品質が再評価された可能性があります。

実際に2024年3月のコアアップデートでは、多くのサイトでインデックスされていたページが大量に「クロール済み - インデックス未登録」に変わる現象が報告されました。このケースでは、低品質コンテンツの整理やE-E-A-Tの強化など、サイト全体の品質向上に注力する必要があります。

優先順位の付け方

すべてのページを一度に対処するのは現実的ではありません。以下の基準で優先順位を付けて対応しましょう。

優先順位の判断基準
  1. 最優先:収益に直結するページ(商品・サービスページ、CVページ)
  2. :検索流入が期待できる主要コンテンツページ
  3. :カテゴリページ、タグページなどの一覧ページ
  4. 低(放置可):feed、ページネーション、パラメータ付きURLなど技術的に生成されるページ

改善後の確認と反映期間

改善を行った後は、以下の手順で効果を確認しましょう。

STEP 1
改善したページをSearch ConsoleのURL検査で「インデックス登録をリクエスト」する
STEP 2
2週間〜1ヶ月後にURL検査で再確認し、ステータスが変わったかチェックする
STEP 3
インデックスカバレッジレポートで「クロール済み - インデックス未登録」の数が減少しているか確認する

改善の反映には時間がかかります。

改善施策ごとの反映期間の目安:インデックス登録リクエストは数日〜2週間、重複コンテンツの統合は1週間〜1ヶ月、コンテンツ品質の改善は2週間〜3ヶ月、サイト全体の品質向上は1ヶ月〜6ヶ月
施策反映期間の目安
インデックス登録リクエスト数日〜2週間
コンテンツ品質の改善2週間〜3ヶ月
重複コンテンツの統合1週間〜1ヶ月
サイト全体の品質向上1ヶ月〜6ヶ月

3ヶ月以上経っても改善しない場合は、原因の再分析が必要です。コンテンツ品質の問題だと思っていたが実は重複が原因だった、というケースもあるため、別の原因を疑って再確認しましょう。

再発防止策
  • 新規ページ公開時は、公開前にコンテンツ品質をチェックする
  • 定期的にSearch Consoleのインデックスカバレッジレポートを確認する
  • サイトマップを常に最新の状態に保つ
  • 重複URLが発生しないよう、URL設計ルールを統一する

よくある質問

「クロール済み - インデックス未登録」のページは削除すべきですか?
すべてを削除する必要はありません。まずは「放置してよいケース」と「対処が必要なケース」を切り分けてください。

検索流入を期待しているページは削除ではなくリライトで品質を改善しましょう。一方、低品質で改善の見込みがないページや、本来不要なページ(重複URL等)は、noindex設定や削除を検討してください。

低品質ページを整理することでサイト全体の評価が上がり、他のページのインデックスが促進されるケースもあります。
「インデックス登録をリクエスト」を送信すれば解決しますか?
インデックス登録リクエストだけでは根本的な解決にはなりません。Google公式ヘルプでも「この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません」と明記されています。

Googleは既にページの内容を確認したうえで登録しないと判断しているため、コンテンツの品質改善や重複の解消など、根本原因を解決してからリクエストを送信するのが効果的です。
解決までにどれくらいの期間がかかりますか?
原因と施策によって異なります。インデックス登録リクエスト後は数日〜2週間、コンテンツ品質の改善は2週間〜3ヶ月、サイト全体の品質向上は1ヶ月〜6ヶ月が目安です。

特にGoogleのコアアップデート後に大量発生した場合は、次回のコアアップデート(通常3〜6ヶ月間隔)まで大幅な改善が見られないケースもあります。

その他のインデックスステータス一覧

大分類カテゴリステータス名対処の必要性
登録済みページはインデックスに登録済みです不要
警告ありrobots.txtによりブロックされましたが、インデックスに登録しました確認推奨
コンテンツのない状態でページがインデックスに登録されています確認推奨
未登録エラーサーバーエラー(5xx)高い
リダイレクトエラー高い
未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました高い
アクセス禁止(403)が原因でブロックされました高い
見つかりませんでした(404)状況による
他の 4xx の問題が原因で、URL がブロックされました高い
ソフト404高い
ブロックrobots.txt によりブロックされています。意図的なら不要
URL に noindex が指定されています意図的なら不要
クロール・Google判断検出 - インデックス未登録中程度
クロール済み - インデックス未登録高い
重複・正規化代替ページ(適切なcanonicalタグあり)不要
重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません確認推奨
重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました確認推奨
ページにリダイレクトがあります不要
関連記事 インデックスカバレッジとは?全ステータスの意味と対処法を解説

まとめ

この記事のポイント
  • 全体ページ数の5%未満なら放置OKなケースが大半
  • 記事ページや収益ページが該当する場合は対処が必要
  • コンテンツ品質・重複・技術的問題・サイト評価の4つが主な原因
  • 「検出–インデックス未登録」とは状態も対処法も異なるため区別が重要
  • 改善後の反映には数日〜数ヶ月かかるため定期的な確認が必要
STEP 1
Search Consoleで該当ページを確認する
STEP 2
放置可能か対処必要かを判断する
STEP 3
原因を特定して改善を実施する
STEP 4
2週間〜1ヶ月後に再確認する

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サイト内のページのクロール状態を毎日自動でチェック。どれだけのページがインデックスされていないか、原因は何なのかを常に監視できます。

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