滞在時間とは?|SEO関連用語集

読み方: たいざいじかん

目次

概要

ユーザーが検索結果からページを訪問してから、検索結果に戻るまでの時間。SEOに影響する重要指標。

詳細説明

滞在時間(Dwell Time)とは、ユーザーが検索結果からウェブページをクリックして訪問してから、再び検索結果ページに戻るまでの時間を指します。セッション時間(Time on Site)やページ滞在時間(Time on Page)と似ていますが、特に検索エンジンからの訪問に焦点を当てた指標です。Googleは公式には滞在時間をランキング要因として認めていませんが、ユーザー満足度の重要なシグナルと考えられています。滞在時間が長いほど、ユーザーがコンテンツに満足し、探していた情報を見つけたことを示唆します。逆に、数秒で離脱する「ポゴスティッキング」は、コンテンツが検索意図に合致していないシグナルとなり、SEOに悪影響を与える可能性があります。

重要性

以下の点で滞在時間は重要です。

  • コンテンツ品質の指標。滞在時間が長いほど、コンテンツがユーザーに価値を提供していることを示します。
  • SEOへの影響。Googleは滞在時間をユーザー満足度のシグナルとして活用していると推測されています。
  • コンバージョンの予測。一般的に滞在時間が長いユーザーほど、コンバージョンする可能性が高くなります。
  • コンテンツ改善のヒント。ページごとの滞在時間を分析することで、改善が必要なコンテンツを特定できます。

関連用語

注意点・補足

滞在時間の注意点は以下の通りです。

  • 滞在時間が長ければ良いとは限らず、ユーザーが情報を見つけられずに迷っている可能性もあります
  • ページの長さや内容によって適切な滞在時間は異なります(記事なら2-5分、商品ページなら30秒-2分など)
  • 最後のページの滞在時間はGoogle Analyticsでは正確に計測できません(次のページへの遷移がないため)
  • GA4では「エンゲージメント時間」として、実際にページがアクティブだった時間を測定できます
  • 滞在時間を人為的に延ばすための手法(不要な長文、複数ページへの分割など)はユーザー体験を損ない逆効果です

最新トレンド(2025年)

滞在時間の最新トレンドは以下の通りです。

2025年現在、Googleは単純な滞在時間より、「質的なエンゲージメント」を重視しています。スクロール深度、動画視聴、ツール利用、コメント投稿などのアクティブなエンゲージメントが評価されます。AI Overviewで回答が表示されるため、平均滞在時間は全体的に短縮傾向にありますが、深い情報を求めるユーザーの滞在時間は逆に延びています。インタラクティブコンテンツ(計算機、診断ツール、シミュレーター)が滞在時間とエンゲージメント向上に効果的です。音声読み上げ機能の提供や、動画コンテンツの埋め込みも滞在時間を延ばす有効な手段となっています。

参考リンク・引用元

  1. Dwell Time and SEO – Moz
  2. Time on Page vs Dwell Time – Search Engine Journal
  3. Engagement Rate – Google Analytics 4
  4. User Engagement Metrics – Ahrefs

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