hreflangとは?|SEO関連用語集

読み方: エイチレフラング
目次
概要
hreflangは、同じコンテンツの異なる言語・地域版が存在することを検索エンジンに伝えるHTMLタグ属性です。
詳細説明
hreflang属性は、Webページの言語と地域を指定し、Googleが適切な言語・地域のユーザーに適切なバージョンのページを表示できるようにするための技術です。例えば、英語圏でも米国、英国、オーストラリアで異なるコンテンツを提供する場合や、日本語と英語のサイトがある場合に使用します。hreflangタグは、(1)重複コンテンツ問題の回避、(2)ユーザーの言語・地域に最適なページの表示、(3)検索結果での正しいページの表示、を実現します。実装は複雑で、各ページに全バージョンへのhreflangタグを記述する必要があり、相互参照が必須です。実装方法は、HTMLタグ、HTTPヘッダー、XMLサイトマップの3つがあります。
重要性
- 適切な言語・地域のユーザーに正しいページを表示
- 重複コンテンツとして認識されるリスクを回避
- 国際SEOの基盤技術
- ユーザー体験の向上(言語ミスマッチ防止)
- 各地域での検索順位向上
具体例・実践方法
hreflang実装方法
- HTMLタグでの実装(推奨)
- HTTPヘッダーでの実装(PDF等の非HTMLファイル)
Link: ; rel="alternate"; hreflang="en",
; rel="alternate"; hreflang="de"
- XMLサイトマップでの実装
https://example.com/ja/
- 言語コードと地域コードの指定
- 言語のみ: `hreflang=”ja”`(日本語)
- 言語+地域: `hreflang=”en-US”`(米国英語)
- デフォルト: `hreflang=”x-default”`(言語が一致しない場合)
- 実装のルール
- 各ページに全バージョンへのリンクが必要
- 自己参照も必須(自ページへのhreflangも記述)
- 相互参照が必要(AがBを参照したら、BもAを参照)
- 言語コードはISO 639-1、地域コードはISO 3166-1 Alpha 2
よくあるエラーと対処法
- エラー: 相互参照の欠如
- 対処: すべてのページに全バージョンへのhreflangを記述
- エラー: 自己参照の欠如
- 対処: 自ページへのhreflangも必ず含める
- エラー: 存在しないURLの指定
- 対処: 404ページへのhreflangは削除
関連用語
注意点・補足
hreflangの注意点は以下の通りです。
- 実装ミスは頻繁に発生(Google Search Consoleで確認必須)
- 相互参照と自己参照の両方が必須
- 大規模サイトでは管理が複雑
- canonicalタグとの併用に注意
- 言語・地域コードの間違いは致命的
最新トレンド(2025年)
hreflangの最新トレンドは以下の通りです。
- JavaScript SPAでの動的hreflang実装
- 自動検証ツールの進化
- CMSでのhreflang自動生成機能の標準化
- AI支援によるhreflangエラー検出
- 多地域展開の加速によるhreflang重要性増大

