ページ表示速度とは?|SEO関連用語集

読み方: ページひょうじそくど
目次
概要
ページ表示速度とは、Webページが読み込まれ、ユーザーが閲覧できる状態になるまでの時間のことです。
詳細説明
ページ表示速度(Page Speed / Page Load Time)は、ユーザーがURLにアクセスしてからページが完全に表示されるまでの時間を指します。Googleは2010年からページ速度をランキング要因の一つとしており、2021年のPage Experience Updateでさらに重要性が増しました。
ページ表示速度に影響する主な要因は以下の通りです。
- サーバー応答時間(TTFB):サーバーが最初のバイトを返すまでの時間
- ファイルサイズ:HTML、CSS、JavaScript、画像のサイズ
- リクエスト数:読み込むリソースの数
- レンダリング処理:ブラウザがページを描画する処理
- サードパーティスクリプト:広告、解析ツールなど
重要性
ページ表示速度が重要な理由は以下の通りです。
- 検索順位への影響:Googleのランキング要因の一つ
- ユーザー体験:遅いページは離脱率が高い(3秒で50%が離脱)
- コンバージョン率:1秒遅いと CV が7%低下するというデータも
- モバイルユーザー:特にモバイル回線では速度が重要
具体例・実践方法
ページ速度改善の基本施策
1. 画像の最適化
- WebP形式を使用
- 適切なサイズにリサイズ
- 遅延読み込み(Lazy Loading)
2. ファイルの圧縮と最小化
- CSS、JavaScriptをMinify
- Gzip/Brotli圧縮
3. キャッシュの活用
- ブラウザキャッシュを設定
- CDN(Content Delivery Network)の利用
4. 不要なスクリプトの削除
- 使用していないJavaScriptを削除
- サードパーティスクリプトを最小限に
5. サーバー性能の向上
- 高速なホスティングサービスを選択
- HTTPSを使用(HTTP/2、HTTP/3)
測定ツール
- Google PageSpeed Insights
- Lighthouse
- GTmetrix
- WebPageTest
関連用語
- Core Web Vitals
- LCP(Largest Contentful Paint)
- TTFB(Time to First Byte)
- ページエクスペリエンス
- CDN(Content Delivery Network)
- Lazy Loading
- 画像圧縮
- ファイル最小化
- キャッシュ
注意点・補足
ページ表示速度の注意点は以下の通りです。
- デスクトップとモバイルで速度が異なる(モバイルを優先)
- 速度だけでなく、体感速度(Core Web Vitals)も重要
- 過度な最適化でメンテナンス性が低下しないよう注意
- サードパーティスクリプト(広告など)が大きな原因になることが多い
最新トレンド(2025年)
ページ表示速度の最新トレンドは以下の通りです。
- Core Web Vitalsの一部として、より詳細な指標で評価
- INP(Interaction to Next Paint)がFIDに代わる新指標に
- HTTP/3の普及で、さらなる高速化が可能に
- Edge Computing による動的コンテンツの高速化

