Googleコアアルゴリズムアップデートとは、Googleが年に数回実施する検索アルゴリズムの大規模な見直しのこと。特定のサイトやページを狙い撃ちにするものではなく、検索結果全体の品質を向上させるために、コンテンツの評価基準そのものを更新する仕組みです。
「ある朝、GSCを開いたらクリック数が30%減っていた」。インハウスSEO担当者なら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。Xのタイムラインには「コアアプデ来た」の投稿が並び、上司からは「なぜアクセスが減ったのか」と説明を求められる。焦る気持ちはよく分かります。
筆者自身、人材系求人サイト(数万ページ規模)のインハウスSEO担当として、コアアップデートで数十万PVが半減した経験があります。しかし低品質コンテンツの整理から始めて、約8ヶ月で元の水準に回復。1年後にはアップデート前の約2.1倍のアクセス数を達成しました。
この記事では、コアアップデートの仕組みから全履歴、影響の確認方法、対策、そして回復までの具体的なプロセスを、実体験をもとにお伝えします。「対策すべきか、静観すべきか」の判断フローも用意しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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Googleコアアルゴリズムアップデートとは?仕組みをわかりやすく解説
まずはコアアップデートの基本を押さえましょう。「そもそも何なのか」を正確に理解しておくことが、適切な対策の第一歩になります。
Googleコアアルゴリズムアップデートの定義と目的
Googleコアアルゴリズムアップデート(英語表記: Google core update)は、Googleの検索ランキングシステムの中核部分を更新するもの。年に数回(近年は年3〜4回)実施されており、検索結果全体の5〜10%に影響を与えるとされています。
ポイントは、特定のサイトやページに対する「ペナルティ」ではないという点。Google Search LiaisonのDanny Sullivan氏は、コアアップデートについて次のように述べています。
“There’s nothing new or special that creators need to do for this update as long as they’ve been making satisfying content meant for people.”
つまり、ユーザーにとって価値あるコンテンツを作り続けていれば、特別な対策は不要というのがGoogleの公式スタンスです。
とはいえ、実際には大きな順位変動が起きることも事実。コアアップデートの本質は「評価基準のアップデート」であり、これまで高く評価されていたページが相対的に評価を下げることもあれば、逆に正当な評価を受けていなかったページが浮上することもあります。
コアアプデと他のアップデートの違い
Googleは年間を通じてさまざまなアップデートを実施しています。混同しやすいので、主要なアップデートの違いを整理しておきましょう。
- コアアップデート
検索全体の評価基準を見直す。影響範囲が広く、年3〜4回実施 - スパムアップデート
スパム行為(リンクスパム、クローキング等)を検出・除外する。違反サイトがターゲット - ヘルプフルコンテンツアップデート
ユーザーにとって役に立たない低品質コンテンツの評価を下げる。2024年3月にコアアプデに統合 - Discoverコアアップデート
2026年2月に史上初めて実施。Google Discoverフィードの表示基準を更新
特に注意したいのが、2024年3月以降、ヘルプフルコンテンツシステムがコアアップデートに統合されたこと。これにより、コアアプデの影響範囲がさらに広がっています。「コンテンツの品質」と「検索結果の信頼性」が一体的に評価される時代になったと言えるでしょう。
Googleコアアルゴリズムアップデートの最新情報と全履歴
コアアップデートは「いつ、何が起きたか」を時系列で把握しておくことが重要です。過去の傾向を知ることで、次のアプデへの備えにもなります。
直近3年間(2024-2026年)のコアアップデート
2024年以降は、コアアップデートの頻度が上がり、内容も大きく変化しています。
| 名称 | 期間 | 日数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| March 2024 | 2024/3/5〜4/19 | 45日 | 史上最長。スパムポリシー同時発表。ヘルプフルコンテンツ統合 |
| August 2024 | 2024/8/15〜9/3 | 19日 | 小規模サイトの救済を意図 |
| November 2024 | 2024/11/11〜12/5 | 23日 | 健康系メディアに大きな影響 |
| December 2024 | 2024/12/12〜12/18 | 6日 | 異例の短期間。微調整的な位置づけ |
| March 2025 | 2025/3/13〜3/27 | 14日 | 金融業界で高変動 |
| June 2025 | 2025/6/30〜7/17 | 17日 | 大規模。YouTube大幅上昇(SISTRIX +307pt) |
| December 2025 | 2025/12/11〜12/29 | 18日 | Wikipedia大幅下落(-435pt)。アフィリエイトサイト71%が影響 |
| February 2026 Discover | 2026/2/5〜2/26 | 22日 | 史上初のDiscover専用コアアプデ。クリックベイト削減 |
特に注目すべきは2024年3月のアップデート。45日間という史上最長のロールアウト期間に加え、ヘルプフルコンテンツシステムの統合とスパムポリシーの同時発表という大きな転換点でした。
また、December 2025ではALM Corpの847サイト追跡調査によると、アフィリエイトサイトの71%、健康系コンテンツの67%が影響を受けたと報告されています。
Googleコアアルゴリズムアップデートの全履歴【2011年〜】
コアアルゴリズムアップデートの歴史は、2011年のPandaアップデートまで遡ります。当時は「コアアップデート」という名称はありませんでしたが、検索品質の根幹を見直す大規模な変更という意味で、現在のコアアプデの原型と言えるものです。
コアアップデートの前史(2011〜2017年)
現在の「コアアップデート」が確立する以前にも、検索品質を大きく変えた重要なアップデートがありました。
| 年 | 名称 | 主な変更点 |
|---|---|---|
| 2011 | Panda | 低品質コンテンツ(コンテンツファーム)の排除が始まる |
| 2012 | Penguin | 不自然なリンク操作への対策。被リンクの質が重要に |
| 2013 | Hummingbird | 検索クエリの意味理解が大幅向上。セマンティック検索の基盤 |
| 2015 | RankBrain | 機械学習をランキングシステムに初導入 |
| 2017 | Fred | 広告過多・低品質アフィリエイトの排除 |
「コアアップデート」時代(2018年〜)の全一覧
2018年以降、Googleは正式に「コアアップデート」として定期的にアナウンスするようになりました。以下が全リストです。
| 名称 | 期間 | 日数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 2018年(3回)YMYL・E-A-Tの確立 | |||
| March 2018 | 2018/3/12〜 | - | Googleが初めて「broad core algorithm update」と公式確認 |
| August 2018(Medic) | 2018/8/1〜 | - | YMYL・E-A-T概念が前面に。健康・金融ジャンルに大打撃 |
| September 2018 | 2018/9月下旬 | - | Medic Updateの補完的な調整 |
| 2019年(3回)「コアアップデート」名称が正式に定着 | |||
| March 2019 | 2019/3/12〜 | - | 「core update」の名称を初めて公式使用 |
| June 2019 | 2019/6/3〜 | - | 多様性アップデートと同時期 |
| September 2019 | 2019/9/24〜 | - | BERT導入直前の調整 |
| 2020年(3回)COVID-19とPage Experience | |||
| January 2020 | 2020/1/13〜1/17 | 約4日 | 比較的小規模 |
| May 2020 | 2020/5/4〜5/18 | 約14日 | COVID-19禍での大規模変動 |
| December 2020 | 2020/12/3〜12/16 | 約13日 | 年末の大型アプデ |
| 2021年(3回)Page Experienceシグナル導入 | |||
| June 2021 | 2021/6/2〜6/12 | 約10日 | Page Experienceアップデートと同時期 |
| July 2021 | 2021/7/1〜7/12 | 約11日 | June 2021の補完的位置づけ |
| November 2021 | 2021/11/17〜11/30 | 約13日 | スパムアップデートと同時期 |
| 2022年(2回)ヘルプフルコンテンツシステム登場 | |||
| May 2022 | 2022/5/25〜6/9 | 約15日 | Product Reviewsアップデートと近接 |
| September 2022 | 2022/9/12〜9/26 | 約14日 | ヘルプフルコンテンツシステムが初導入された年 |
| 2023年(4回)年間最多、E-E-A-T定着 | |||
| March 2023 | 2023/3/15〜3/28 | 約13日 | E-E-A-T(Experience追加)が定着 |
| August 2023 | 2023/8/22〜9/7 | 約16日 | 大規模な変動 |
| October 2023 | 2023/10/5〜10/19 | 約14日 | スパムアップデートと同時並行 |
| November 2023 | 2023/11/2〜11/28 | 約26日 | 長期ロールアウト |
2024年以降の詳細は上の「直近3年間」テーブルを参照してください。2018年から2026年3月までの累計で、Googleは合計26回のコアアルゴリズムアップデートを実施しています(2026年のDiscoverコアアップデートを含む)。
2018年のMedic Updateは「YMYL(Your Money or Your Life)」の概念を広く知らしめました。このときの教訓は今でも有効で、「専門性・信頼性のないコンテンツは、いつか必ず評価を落とす」という原則はずっと変わっていません。
最近のコアアルゴリズムアップデートの傾向
履歴を眺めるだけでは見えてこない「流れ」があります。2024年以降のコアアップデートに共通する傾向を分析しましょう。
影響を受けやすいジャンルと勝者・敗者パターン
コアアップデートの影響は、ジャンルによって大きく異なります。
ALM Corpの調査(December 2025、847サイト追跡)では、ジャンル別の影響率が報告されています。
| ジャンル | 影響率 | 傾向 |
|---|---|---|
| アフィリエイト | 71% | 独自性の薄いレビュー記事が大きく下落 |
| 健康・医療 | 67% | YMYL領域は引き続き厳しい評価 |
| EC | 52% | 商品ページの品質差が明確に |
SISTRIXの可視性データを見ると、勝者と敗者のパターンも鮮明です。
- 勝者の共通特徴
オリジナルリサーチ、独自データ、専門家による一次情報を持つサイトが一貫して評価されている - 敗者の共通特徴
一般的な情報の焼き直し、著者情報の不備、他サイトのコンテンツの書き換え - 注目の変動
June 2025でYouTubeが+307pt上昇。December 2025でWikipediaが-435pt下落(過去最大の敗者)
Wikipediaのような巨大サイトでさえ影響を受けることからも、「ドメインパワーがあれば安心」という時代ではなくなっていることが分かります。
AI生成コンテンツとInformation Gainの影響
2025年のコアアップデートで最も注目すべき変化は、AI生成コンテンツへの評価厳格化とInformation Gainの重視です。
人間による編集・ファクトチェックを経ていないAI量産記事は、35〜60%のトラフィック減少が報告されています。
ただし、Googleの公式方針は「AI生成かどうかは問わない。品質が基準」というもの。問題なのはAIの使用そのものではなく、AIで大量生産された低品質コンテンツです。
- Googleが2018年に出願し、2024年6月に付与された特許に基づく概念
- あるコンテンツが、既存の上位記事と比較して「どれだけ新しい情報を加えているか」を評価する仕組み
- 独自データ、独自調査、実体験など「他にない情報」が高く評価される
- 2025年以降のコアアプデでは、このInformation Gainの重み付けが強化されているとの分析がある
また、直近のコアアプデでは上位ページの多くが詳細な著者クレデンシャル(経歴・実績・専門分野)を表示しているという傾向があります。「誰が書いたか」の重要性はますます高まっています。
あなたのサイトは対策が必要?影響度の判断フローチャート
コアアップデートが実施されたとき、最も重要なのは「対策すべきか、静観すべきか」を正しく判断することです。慌てて不要な対策をしてしまうと、かえって状況を悪化させることもあります。
GSCで影響を確認する具体的な手順
コアアプデの影響を受けたかどうかは、Google Search Console(GSC)で確認できます。「GSCで確認しましょう」で終わる記事が多いので、ここでは具体的な手順を説明します。
GSCでの順位確認方法の詳細は、以下の記事で解説しています。
関連記事 Googleサーチコンソールの検索順位(平均掲載順位)の見方とSEOの改善方法 →「何もしない」が正解なケースの見極め方
Google公式は「コアアップデートで影響を受けたページに修正が必要とは限らない」と明言しています。では、どんなケースなら静観してよいのでしょうか。
- クリック数の減少が全体の5%以内に収まっている
- 影響を受けたのが一部のページ(5ページ以下)のみ
- ロールアウト完了後、1〜2週間で自然に回復傾向が見られる
- 順位は下がったが、CTRや直帰率などユーザー行動指標は改善している
- 競合サイトも同様の下落傾向を示している(業界全体の変動)
- クリック数が20%以上減少し、回復の兆しがない
- サイト全体にわたって広範囲に順位が下落している
- 3回以上連続でコアアプデの影響を受けている
- YMYL領域のコンテンツで著者情報やE-E-A-Tが不十分
Googleコアアルゴリズムアップデートの対策方法【実務チェックリスト】
対策が必要と判断した場合、何をすべきか。Google公式の有益なコンテンツの自己評価ページで示されている「Who(誰が)/ How(どのように)/ Why(なぜ)」のフレームワークをベースに、実務レベルの施策を整理しました。
E-E-A-Tを強化する具体的な施策
2022年12月に追加されたExperience(経験)が、コアアップデートの評価でますます重要になっています。
- Experience(経験)
実際に使った、試した、体験したという一次情報があるか。オリジナルの写真・スクリーンショット・データは含まれているか - Expertise(専門性)
著者の専門分野・経歴が明記されているか。プロフィールページは存在するか。記事の内容は正確で、専門用語の説明は適切か - Authoritativeness(権威性)
他サイトから引用・リンクされているか。業界内での認知度はあるか。信頼できる外部ソースを適切に引用しているか - Trustworthiness(信頼性)
情報の更新日は明記されているか。運営者情報・問い合わせ先は明確か。事実と意見を区別して書いているか
コンテンツSEOの基本的な考え方や、検索意図の分析方法については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事 コンテンツSEOとは?メリット・手順・成功のコツをインハウス実務者が解説 → 関連記事 検索意図とは?4つの分類と調べ方をインハウスSEO実務者が解説 →AI時代のコンテンツ品質基準
「AIを使って記事を書いてもいいのか?」という疑問に対するGoogleの答えは明確で、「品質が基準であり、生成方法は問わない」です。
ただし、品質評価ガイドラインは2025年1月の更新で生成AIに関する定義と評価基準を追加しました。実質的に、AI生成コンテンツにはより厳しい品質チェックが求められるようになっています。
- Information Gain(情報ゲイン)
既存の上位記事にない独自の情報が含まれているか。独自調査、実験結果、具体的な数値データが評価される - 人間による編集・監修
AIのドラフトをそのまま公開するのではなく、専門知識を持つ人間がレビュー・加筆しているか - ファクトチェック
AIが生成した情報の正確性を確認しているか。特にYMYL領域では必須 - 著者クレデンシャル
記事の著者が実在し、専門分野での実績が確認できるか
テクニカルSEOの基盤チェック
コンテンツの質が最重要ですが、テクニカルな基盤が整っていなければ正しく評価されません。コアアプデの対策と併せて確認しておきましょう。
- Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)が良好な範囲に入っている
- モバイルフレンドリーなレスポンシブデザインになっている
- HTTPS化が完了している
- robots.txtでクロールを不必要にブロックしていない
- メタディスクリプションが適切に設定されている
- 構造化データ(JSON-LD)が正しく実装されている
順位が下落したときの回復ロードマップ【実体験】
ここからは、筆者自身がコアアップデートで数十万PVが半減した求人サイトをどう回復させたか、実体験をもとにお伝えします。
回復の鍵は「低品質コンテンツの整理→情報の最新化→独自情報の追加」の順番にあります。この順番が重要で、低品質なコンテンツが残ったまま新しい情報を追加しても、サイト全体の評価は上がりません。
回復までの一般的な期間の目安は以下のとおりです。
| 対応タイプ | 回復期間の目安 | 具体例 |
|---|---|---|
| 技術的修正 | 2〜4週間 | インデックスエラーの修正、クロール改善 |
| 一般サイト | 2〜6ヶ月 | コンテンツの品質改善、E-E-A-T強化 |
| YMYL領域 | 6〜12ヶ月 | 専門家監修の追加、情報の正確性向上 |
筆者のケースでは、約8ヶ月で元の水準に回復し、1年後にはアップデート前の約2.1倍に到達しました。以下、実際にやったことを3つのSTEPで解説します。
STEP 1 低品質コンテンツの特定と整理
最初に取り組んだのは、サイト内の低品質コンテンツの洗い出しと整理でした。
思い切って削除・統合したのは、以下のようなページです。
- 検索流入がほぼゼロで、内部リンクの受け手にもなっていないページ
- 他サイトと内容がほぼ同じで、独自の価値がないページ
- 情報が古くなっており、更新コストが内容の価値に見合わないページ
- 同じキーワードを狙った類似記事が複数存在するもの(カニバリゼーション)
低品質なページがサイト全体の評価を引き下げていたため、削除・統合だけでもサイト全体の品質シグナルが改善しました。「ページ数を減らすのが怖い」という気持ちは分かりますが、量より質が重要です。
リライトの具体的なやり方については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事 SEOリライトの正しいやり方|記事の選び方から効果測定まで完全解説 →STEP 2 情報の最新化と独自情報の追加
低品質コンテンツを整理した後、残った記事の質を底上げしていきました。
優先したのは、更新頻度が重要なのに古いまま放置されていた記事。求人サイトなので、資格情報や制度に関する記事は毎年変わります。にもかかわらず、2年以上更新されていない記事が大量にありました。
具体的にやったことは3つ。
- データの更新
古い統計データ、料金情報、制度情報をすべて最新版に差し替え - 独自情報の追加
自社が持つユーザーデータ、求人市場の独自分析、取材に基づく情報を追加。競合にはない一次情報で差別化 - 著者情報の整備
記事の著者プロフィール、経歴、専門分野を明記。「誰が書いているか」を明確に
検索順位を上げるための具体的なテクニックは、以下の記事で網羅しています。
関連記事 検索順位を上げる方法15選|Google上位表示のための実践テクニック →STEP 3 効果測定と継続改善
施策を実施したら、GSCで効果を追跡します。回復の兆候は「ある日突然」ではなく、徐々に現れることが多いです。
- 表示回数の回復
クリック数より先に表示回数が回復し始める。Googleが再評価を始めたサイン - ロングテールKWからの回復
メインKWより先に、ロングテールキーワードの順位が戻ることが多い - 次のコアアプデで大きく動く
コアアプデの間に改善を積み重ね、次のアプデで回復するパターンが一般的。焦らないことが大切
筆者のケースでは、STEP 1の削除・統合から約2ヶ月で表示回数の下落が止まり、STEP 2の情報更新を進めるにつれて少しずつ回復。最終的には次のコアアプデのタイミングで一気に順位が回復しました。
順位が下がったときの具体的な原因分析と対処法は、以下の記事で解説しています。
関連記事 検索順位が下がった原因と対処法|急落時にまず確認すべき8項目 →コアアルゴリズムアップデートに備える日常のSEO運用
コアアプデのたびに慌てるのではなく、日常的にサイトの品質を磨いておくことが最善の対策です。ここでは、筆者が実践している月次チェックリストと、コンテンツ品質のレビュー方法を紹介します。
月次チェックリスト
- GSCの検索パフォーマンスを確認し、異常な変動がないかチェック
- インデックスカバレッジレポートでエラー・警告の増減を確認
- 公開から6ヶ月以上経過した記事の情報が最新かチェック
- アクセスの少ない記事(下位20%)のリライト・統合・削除を検討
- 著者情報・運営者情報が最新かチェック
- Core Web Vitalsのスコアが悪化していないか確認
インハウスSEOの体制づくりや進め方については、以下のロードマップ記事で全体像を解説しています。
関連記事 インハウスSEOとは?始め方から成果を出すまでの実践ロードマップ →コンテンツ品質の定期レビュー方法
Googleは有益なコンテンツの自己評価ページで、コンテンツクリエイター向けの質問リストを公開しています。四半期に一度、主要な記事についてこの質問に回答することをおすすめします。
- このコンテンツは独自の情報、レポート、リサーチ、分析を提供しているか?
- トピックについて実質的で包括的な説明を提供しているか?
- 明白な範囲を超えた、洞察に富む分析や興味深い情報を提供しているか?
- 他のソースを参照している場合、単なるコピーではなく、実質的な付加価値を提供しているか?
- このコンテンツは、実際にトピックを熟知している人物によって書かれているか?
この質問に対して「はい」と自信を持って答えられない記事は、リライトの候補です。キーワード選定を見直す良い機会にもなるでしょう。
関連記事 キーワード選定のやり方を7ステップで解説|失敗しない選び方とコツ →よくある質問
下落幅が5%以内であれば、1〜2週間は静観するのも選択肢です。20%以上の大幅な下落であれば、低品質コンテンツの整理から着手してください。
多くのサイトは3〜6ヶ月で失ったトラフィックの50〜80%を回復するとされています。完全回復には次のコアアプデを待つ必要があるケースも少なくありません。
・その場しのぎの修正(順位を上げるためだけの表面的な変更)
・安易なページ削除(低品質かどうかの分析なしに大量削除すること)
・好調なコンテンツへの不必要な変更(影響を受けていないページをいじること)
特に「慌てて大量リライト」は逆効果になりがちです。まずは冷静にデータを分析し、対策の優先順位をつけることが重要です。
一方、スパムアップデートは「スパム行為を検出・排除する」もので、リンクスパム、クローキング、自動生成スパムなどの違反行為が対象です。スパムアップデートの影響を受けた場合は、具体的な違反行為の修正が必要になります。
まとめ
- Googleコアアルゴリズムアップデートは年数回実施される検索評価基準の大規模な見直し
- 影響を受けたかはGSCの検索パフォーマンスで確認できる
- 対策すべきか静観すべきかは下落幅・影響範囲・パターンで判断する
- 回復の鍵は低品質コンテンツの整理→情報の最新化→独自情報の追加の順番
- アプデに強いサイトは日常的にE-E-A-Tとコンテンツ品質を磨いている
Googleコアアルゴリズムアップデートは「怖いもの」ではなく、Googleが検索品質を向上させるための定期的な見直しです。毎回慌てるのではなく、日常的にコンテンツの品質を磨き、ユーザーに価値ある情報を提供し続けること。それが最も確実なコアアルゴリズムアップデート対策になります。
筆者自身、コアアプデで数十万PVが半減した経験がありますが、やるべきことをやれば回復できることも体験済みです。この記事が、あなたのサイト運営の一助になれば幸いです。
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