この記事のポイント
  • サーチコンソールのUI・CSVエクスポートは最大1,000行が上限
  • Search Analytics for Sheetsなら無料で最大25,000件まで取得できる
  • フィルタ絞り込みなら追加ツール不要で制限を回避できる
  • Looker StudioやBigQueryで大規模データの可視化・分析も可能
  • データ保持期間は約16ヶ月のため定期バックアップが重要

結論:サーチコンソールの1,000件制限は、無料アドオンで簡単に突破できます。

1,000件制限を突破する5つの方法
  • フィルタ絞り込み:追加ツール不要ですぐ使える(手軽さ◎)
  • Search Analytics for Sheets:無料・簡単・2.5万件取得OK(最もおすすめ)
  • Looker Studio:無料・ダッシュボード化・5万件/日
  • BigQuery:無制限取得・大規模サイト向け・従量課金
  • Search Console API×GAS:自動化・5万件/日・要プログラミング

迷ったらSearch Analytics for Sheetsを選べばOKです。プログラミング不要で、設定は5分程度で完了します。

本記事では各方法の手順を画面付きで解説し、難易度・取得上限・コストの比較表も掲載しています。

\ サーチコンソールのデータ活用をもっと手軽に /

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Googleサーチコンソールは1,000件以上データを表示・取得できない

Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスレポートでは、表示できるデータが最大1,000行までに制限されています。

CSVやGoogleスプレッドシートでエクスポートしてデータを取得する場合も、同様に1,000件が上限です。

ただし、この上限はGoogleサーチコンソール上での話であり、以下のツールを活用すれば1,000件以上の検索パフォーマンスレポートを出力することができます。

サーチコンソールのデータを1,000件以上確認する方法
  • Search Console API(Google公式のAPI)
  • Search Analytics for Sheets(Googleスプレッドシートのアドオン)
  • Looker Studio連携
  • BigQuery一括エクスポート

サーチコンソールの過去データの保持期間は約16ヶ月です。 16ヶ月を過ぎた過去データは自動的に削除され、二度と復元できません。長期的なSEO分析のために、定期的なバックアップを取っておきましょう。

なお、サーチコンソールの内部リンクレポートにも同様に1,000行の表示制限がありますが、こちらはSearch Console APIでは取得できません。

関連記事 Googleサーチコンソールで内部リンクを確認する方法【画面キャプチャで解説】

【比較表】サーチコンソールの1,000件制限を突破する5つの方法

各方法の特徴を比較表にまとめました。

最もおすすめはSearch Analytics for Sheetsです。無料で使え、設定も簡単で、無料版でも25,000件まで取得できます。「今すぐ少しだけ多く見たい」という場合は、追加ツール不要のフィルタ絞り込みも有効です。

方法難易度取得上限コスト過去データ保存
フィルタ絞り込み★☆☆条件ごとに1,000件無料×
Search Analytics for Sheets★☆☆2.5万件(無料版)無料○(自動バックアップ)
Looker Studio連携★★☆5万件/日無料×
BigQuery一括エクスポート★★★無制限従量課金○(自動蓄積)
Search Console API(GAS)★★★5万件/日無料○(スクリプト次第)

Search Analytics for SheetsはGoogle公式ではありませんが、SEO担当者に広く使われている定番ツールです。 プログラミング知識がなくても使うことができます。

BigQueryやAPIを使った方法は設定に手間がかかるものの、大規模サイトの運用や定期的な自動取得には欠かせない選択肢です。

目的別のおすすめは以下の通りです。

目的・ニーズおすすめの方法補足
今すぐ少しだけ多く見たいフィルタ絞り込み追加ツール不要。サーチコンソールの画面だけで対応可能
どれを選ぶか迷ったらSearch Analytics for Sheetsプログラミング不要で誰でも簡単に使える
ダッシュボードで可視化・共有したいLooker Studioグラフやチャートでレポートを社内共有。1日5万行まで取得可能
大量データを制限なく分析したいBigQuery行数制限なし。ECサイトやメディアなど大規模サイト向け(無料枠あり)
過去データを自動で蓄積したいSearch Analytics for Sheets
または
BigQuery
16ヶ月で消える過去データを定期的にバックアップ・蓄積できる

以下、それぞれの方法を詳しく解説します。

⓪フィルタ絞り込み(追加ツール不要)

ツールやアドオンを使わなくても、サーチコンソールのフィルタ機能で制限を部分的に回避できます。

1,000件の上限は「フィルタなしの状態」での制限です。フィルタ条件を追加してデータを絞り込めば、条件ごとに最大1,000件ずつ表示できます。

例えば、以下のようにフィルタを組み合わせます。

フィルタ絞り込みの例
  • 「検索キーワード」に特定の語句を含むものだけ表示
  • 「ページ」で特定のディレクトリ(/blog/、/product/など)に絞る
  • 「国」や「デバイス」で条件を分ける

この方法はすぐに使える反面、全データを一括で取得することはできません。「特定のカテゴリだけ詳しく見たい」という場面で活用しましょう。

全データをまとめて取得したい場合は、次に紹介するSearch Analytics for Sheetsがおすすめです。

①Search Analytics for Sheets

インストールからデータ取得まで、画面の指示に従うだけで完了します。

Search Analytics for Sheetsの使い方を詳しく解説します。

Google Workspace MarketでのSearch Analytics for Sheetsのインストールページ Search Analytics for Sheets(Google Workspace Market)

Search Analytics for Sheetsは、Googleスプレッドシートのアドオン(拡張機能)です。インストールからデータ取得まで、画面の指示に従うだけで完了します。

アドオンのインストール手順

以下の手順でインストールしてください。

STEP 1
Googleスプレッドシートを新規作成する
STEP 2
メニューの「拡張機能」をクリック
STEP 3
「アドオン」→「アドオンを取得」を選択
STEP 4
検索窓に「Search Analytics for Sheets」と入力
STEP 5
該当するアドオンを選び「インストール」をクリック
STEP 6
Googleアカウントへのアクセス許可を承認

インストールが完了すると、拡張機能メニューにSearch Analytics for Sheetsが追加されます。

データ取得の設定と実行

サーチコンソールのデータは「Search Console Requests」から取得できます。 以下の4項目を設定し、最後に「Request Data」ボタンを押せばデータが抽出されます。

アドオンを起動すると右側にサイドバーが表示されるので、以下の項目を設定してください。

項目説明
Choose site(Sites)データを取得したいサイトを選択します。サーチコンソールに登録済みのプロパティがドロップダウンに表示されます。
Search Type検索タイプを選びます。通常は「Web」を選択します。画像検索や動画検索のデータを取得したい場合は、それぞれ「Image」「Video」を選んでください。
Date range取得するデータの期間を指定します。最大で約16ヶ月前までのデータを取得可能です。
Group by(Dimensions)データの集計単位を選びます。Query(検索クエリ)、Page(URL)、Country(国)、Device(デバイス)などから複数選択できます。
Rows returned(Options)取得する行数の上限を設定します。無料版では「Up to 25,000 rows」まで選択可能です。

設定が完了したら「Request Data」ボタンを押すだけで、スプレッドシートにデータが出力されます。

自動バックアップの設定方法

メニューから「Recurrent Requests」をクリックし、頻度を指定するだけで自動バックアップが設定できます。

サーチコンソールのデータ保持期間は約16ヶ月なので、この設定をしておけば過去データを失わずに済みます。

主な設定項目はデータ取得時の設定と同じですが、追加で「Choose recurrence interval(Period)」からバックアップ頻度をMonthly(毎月)・Weekly(毎週)・Daily(毎日)の中から選択する必要があります。

アドオンのサイドバー内のメニューから「Recurrent Requests」をクリックし、バックアップの頻度と取得するデータの種類を指定してください。

よくある設定ミスと対処法

ほとんどのエラーは「権限不足」「プロパティのURL不一致」「取得件数の設定」の3つが原因です。

項目説明
「データが取得できない」「エラーが出る」サーチコンソール上での権限を確認してください。オーナー権限またはフル権限が必要です。閲覧権限だけでは取得できません。
「サイトが一覧に表示されない」プロパティのURL形式を確認してください。「https://example.com/」のようにスラッシュまで含めて登録されているか、wwwの有無が一致しているかを確認しましょう。
「取得件数が想定より少ない」Rows Returnedの設定を見直してください。デフォルト値のままだと1,000件程度で止まっている場合があります。

これらを確認しても解決しない場合は、アドオンを再インストールして認証をやり直すと改善することがあります。

Search Analytics for Sheetsの注意点
  • Google公式のツールではなくサードパーティ製のアドオンのため、将来的にサービスが終了したり仕様が変更される可能性がある
  • 認証の有効期限があり、長期間使っていると再認証を求められることがある
  • 自動バックアップを設定している場合は、定期的に動作確認をしておくと安心

②Looker Studio

Looker Studio(旧Googleデータポータル)を使えば、サーチコンソールのデータをグラフやチャートで可視化できます。 1,000件を超えるデータも扱え、チームでダッシュボードを共有するのに便利です。

連携の手順は以下の通りです。

STEP 1
Looker Studioで「作成」→「データソース」を選択
STEP 2
コネクタ一覧から「Search Console」を選ぶ
STEP 3
連携したいプロパティを選択
STEP 4
「URLのインプレッション」または「サイトのインプレッション」を選択して接続

あとはレポートを作成し、好みのグラフやテーブルを配置するだけです。GA4のデータと組み合わせた分析も可能なので、SEOとアクセス解析を一画面で確認したい人に向いています。

Looker Studioの注意点
  • データが蓄積されない(サーチコンソールのデータをリアルタイムで参照しているだけで、過去データを保存する機能はない)
  • サーチコンソールのデータ保持期間は約16ヶ月で、それ以前のデータは自動的に消える
  • 長期的な分析をしたい場合はSearch Analytics for SheetsやBigQueryでデータをバックアップしておく必要がある
  • クエリ×ページのクロス集計など、細かいディメンションの組み合わせには対応していない場合がある

詳しい設定方法はGoogle公式のガイドを参照してください。

③BigQuery一括エクスポート

数万ページ、数万クエリを扱う大規模サイトでは、BigQueryへの一括エクスポートが有効です。匿名クエリを除くほぼ全てのデータを制限なしで取得でき、SQLで自由に分析できます。

概要の手順は以下の通りです。

STEP 1
Google Cloud ConsoleでBigQuery APIを有効化
STEP 2
サーチコンソールの設定画面から「一括データエクスポート」を選択
STEP 3
エクスポート先のBigQueryデータセットを指定

設定にはプロパティのオーナー権限が必要です。BigQueryは従量課金制ですが、毎月10GBまでの無料枠があるため、中規模サイトなら実質無料で運用できる場合もあります。

詳細はGoogle公式ブログを参照してください。

④Search Console API×GAS

「取得タイミングや加工を細かくカスタマイズしたい」という場合は、Search Console APIをGAS(Google Apps Script)と組み合わせる方法もあります。

APIを使えば、1日あたり最大50,000行のデータを取得できます。GASでスクリプトを組めば、毎週月曜日に自動実行して結果をスプレッドシートに蓄積する、といった運用が可能です。

API×GASの注意点
  • Search Console APIを使用するにはプログラミング知識が必要(JavaScriptの基礎知識がないとスクリプトの作成や修正は難しい)
  • GASには実行時間の制限があり、1回の実行は最大6分まで(大量データ取得時は日付範囲の分割が必要)
  • 認証設定がやや複雑で、Google Cloud PlatformでOAuth 2.0の設定を行う必要がある

単に1,000件以上のデータを取得したいだけであれば、Search Analytics for Sheetsの自動バックアップ機能で十分対応できます。 APIを使う方法は、複数サイトのデータを統合したい場合や、取得後の加工を自動化したい中上級者向けの選択肢です。

APIの詳細な仕様はSearch Console API公式ドキュメントを参照してください。

関連記事 Google Search Console APIとは?できること4つと使い方を解説

よくある質問

サーチコンソールの過去データはいつまで遡れますか?

サーチコンソールの検索パフォーマンスデータは、約16ヶ月前まで遡ることができます。16ヶ月を過ぎたデータは自動的に削除され、復元はできません。長期的なSEO分析をしたい場合は、Search Analytics for SheetsやBigQueryで定期的にバックアップを取っておきましょう。

Search Analytics for Sheetsは無料で使えますか?

はい、無料で使えます。無料版では1回あたり最大25,000行のデータを取得できます。有料版(Search Analytics for Sheets Pro)ではさらに多くの行数を取得でき、より高度な機能が利用可能です。ほとんどのサイトでは無料版で十分対応できます。

1,000件制限はクエリだけですか?ページデータにも制限がありますか?

クエリだけでなく、ページ・国・デバイスなど全てのディメンションに1,000行の上限があります。例えば「ページ」タブで確認できるURLも最大1,000件までです。サイト規模が大きい場合は、ツールを使って全データを取得することをおすすめします。

Search Console APIとSearch Analytics for Sheetsの違いは何ですか?

Search Analytics for Sheetsは、内部的にSearch Console APIを利用しているアドオンです。APIを直接使う場合はプログラミングが必要ですが、Search Analytics for Sheetsならプログラミング不要で同じデータを取得できます。カスタマイズ性ではAPIが勝りますが、手軽さではSearch Analytics for Sheetsが圧倒的に優れています。

まとめ:サーチコンソールで1,000件以上のデータを取得しよう

サーチコンソールの1,000件制限は、適切なツールやAPIを使えば簡単に突破できます。

この記事のポイント
  • サーチコンソールのUI・CSVエクスポートは最大1,000行が上限
  • フィルタ絞り込みなら追加ツール不要で制限を回避できる
  • Search Analytics for Sheetsなら無料で最大25,000件まで取得できる
  • Looker StudioやBigQueryで大規模データの可視化・分析も可能
  • データ保持期間は約16ヶ月のため定期バックアップが重要

まずはSearch Analytics for Sheetsを試してみてください。今まで見えなかったロングテールキーワードや詳細なページ別データが手に入ります。

関連記事 検索クエリの調べ方|サーチコンソールでの確認手順と分析活用法

\ サーチコンソールのデータ活用をもっと手軽に /

inSite(インサイト)

インデックス状況・内部リンク構造・検索パフォーマンスをひとつの画面で確認。サーチコンソールだけでは見えないサイトの課題を可視化します。

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