claude-seoとは、Claude CodeにSEO分析機能を追加するオープンソースのスキルです。
コマンド1つでインストールでき、/seo auditでサイト全体のSEO監査、/seo pageでページ単位の分析、/seo geoでAI検索(AI Overview・ChatGPT・Perplexity)への最適化分析など、24個のサブスキル+18個のサブエージェントが使えるようになります。
GitHubスター数は9,600超(2026年6月時点)。2026年2月のリリースから約4ヶ月で急速に広まっており、Claude CodeでSEO業務を自動化したい人にとって最も注目されているスキルの一つです。
inSite
僕自身もClaude Codeを使ってSEO記事の作成や分析を日常的にやっています。claude-seoの設計思想はかなりしっかりしていて、SEO担当者が知りたいポイントを網羅的にカバーしてくれます。
この記事では、claude-seoの機能・導入方法・全コマンドの使い方を解説します。
Claude codeを使ったSEO記事の作成方法は、以下の記事で解説しています。
関連記事
AIで高品質なSEO記事を作るプロンプトとワークフロー【Claude code・Gemini CLI】
→
claude-seoとは?
claude-seoは、Claude CodeにSEO分析のスキル(カスタムコマンド)を追加するオープンソースのツールです。
Claude Codeの「スキル」機能を活用しており、~/.claude/skills/にインストールすることで、/seoで始まるコマンドが使えるようになります。
claude-seoの基本情報
- 開発者
AgriciDaniel(GitHub)
- ライセンス
MIT(無料・商用利用OK)
- GitHubスター
9,600+(2026年6月時点)
- 対応環境
Mac / Linux / Windows
- 必要なもの
Python 3.8以上、Claude Code
claude-seoの主要コマンド一覧
claude-seoには24個のサブスキルが用意されており、/seo の後にサブスキル名を付けて呼び出します。よく使う主要コマンドを抜粋します。
比較表| コマンド | 機能 |
|---|
| /seo audit | サイト全体のSEO監査(複数のサブエージェントが並列実行) |
|---|
| /seo page | ページ単位の詳細分析 |
|---|
| /seo technical | テクニカルSEO診断 |
|---|
| /seo content | E-E-A-Tコンテンツ品質分析 |
|---|
| /seo content-brief | コンテンツブリーフの自動生成 |
|---|
| /seo schema | 構造化データの検出・検証・生成 |
|---|
| /seo images | 画像最適化分析 |
|---|
| /seo image-gen | SEO向け画像生成 |
|---|
| /seo sitemap | XMLサイトマップの検証・生成 |
|---|
| /seo geo | AI検索最適化(GEO) |
|---|
| /seo plan | SEO戦略の設計 |
|---|
| /seo programmatic | プログラマティックSEO分析 |
|---|
| /seo competitor-pages | 競合比較ページの生成 |
|---|
| /seo hreflang | 多言語サイトのhreflang検証 |
|---|
| /seo backlinks | バックリンク分析 |
|---|
| /seo cluster | セマンティッククラスタリング |
|---|
| /seo drift | 順位・流入のドリフト検出 |
|---|
| /seo ecommerce | ECサイト向けSEO分析 |
|---|
| /seo flow | SEOワークフローの自動化 |
|---|
| /seo google | Google APIを使った分析 |
|---|
| /seo local | ローカルSEO分析 |
|---|
| /seo maps | マップ検索インテリジェンス |
|---|
| /seo sxo | 検索体験最適化(SXO) |
|---|
| /seo dataforseo | DataForSEO連携拡張 |
|---|
最新のサブスキル一覧は 公式リポジトリの skills/ ディレクトリ で確認できます。
Claude Codeの「スキル」とは?
Claude Codeには「スキル(Skills)」という拡張機能の仕組みがあります。
~/.claude/skills/ディレクトリにSKILL.mdファイルを配置すると、Claude Codeがそれを読み込んで、カスタムコマンド(スラッシュコマンド)として使えるようになります。
claude-seoはこの仕組みを活用して、メインのオーケストレータースキル(/seo)と24個のサブスキル(/seo audit、/seo pageなど)、18個のサブエージェントをインストールします。
claude-seoの導入方法
claude-seoのインストールはコマンド1つで完了します。
前提条件
- Claude Code
事前にインストール済みであること
- Python 3.8以上
python3 --versionで確認
- Git
git --versionで確認
Mac / Linuxの場合
ターミナルで以下のコマンドを実行するだけです。
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/AgriciDaniel/claude-seo/main/install.sh | bash
Windowsの場合
PowerShellで以下のコマンドを実行します。
irm https://raw.githubusercontent.com/AgriciDaniel/claude-seo/main/install.ps1 | iex
インストールされるもの
インストールスクリプトは以下のファイルを配置します。
インストール先と内容
- ~/.claude/skills/seo/
メインのオーケストレータースキル
- ~/.claude/skills/seo-*/
24個のサブスキル
- ~/.claude/agents/seo-*.md
18個のサブエージェント定義
- ~/.claude/skills/seo/scripts/
Pythonスクリプト(HTML解析、スクリーンショット等)
- ~/.claude/skills/seo/.venv/
Python仮想環境(依存パッケージ)
オプションでPlaywright(Chromium)もインストールされます。これはスクリーンショット撮影やビジュアル分析に使われますが、インストールに失敗しても他の機能は問題なく動作します。
アンインストール方法
不要になった場合は以下のコマンドで削除できます。
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/AgriciDaniel/claude-seo/main/uninstall.sh | bash
claude-seoの主要コマンドと使い方
ここからは、claude-seoの主要コマンドの使い方を解説します。
Claude Codeを起動して、以下のコマンドを入力するだけで実行できます。
/seo audit — サイト全体のSEO監査
/seo audit https://example.com
/seo auditは、claude-seoの中で最も強力なコマンドです。サイト全体をクロールし、6つのサブエージェントが並列で分析を実行します。
並列稼働する6つのサブエージェント
- seo-technical
クロール可能性、インデックス、セキュリティ、CWV
- seo-content
E-E-A-T評価、薄いコンテンツの検出、AI引用適性
- seo-schema
構造化データの検出・検証・JSON-LD生成
- seo-sitemap
XMLサイトマップの検証、品質ゲート
- seo-performance
Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)の計測
- seo-visual
Playwrightによるスクリーンショット、ファーストビュー分析
分析結果は以下の2つのファイルとして出力されます。
- FULL-AUDIT-REPORT.md — 全カテゴリの詳細レポート
- ACTION-PLAN.md — 優先度別(Critical → High → Medium → Low)のアクションプラン
ヘルススコアは以下の配分で算出されます。
比較表| カテゴリ | 配分 |
|---|
| テクニカルSEO | 25% |
|---|
| コンテンツ品質 | 25% |
|---|
| オンページSEO | 20% |
|---|
| 構造化データ | 10% |
|---|
| Core Web Vitals | 10% |
|---|
| 画像最適化 | 5% |
|---|
| AI検索対応 | 5% |
|---|
【実例】in-site.jpで/seo auditを実行した結果
実際にこのサイト(in-site.jp)に対して、Ahrefs MCPサーバーを連携した状態で/seo auditを実行してみました。以下がその出力結果です。
総合スコア74点、7カテゴリの個別スコア、即対応すべき課題、成長チャンスまで一発で出力されます。Ahrefs MCP連携により、DR(ドメインレーティング)やキーワード順位などのライブデータも自動的にレポートに反映されています。
inSite
「FAQPage構造化データのリッチリザルトが終了している」「ブログ画像のwidth/height未設定でCLS悪化」など、自分では気づけない問題も自動で検出してくれました。このレポートをもとに、セキュリティヘッダーの追加など対応を進めています。
/seo page — ページ単位の詳細分析
/seo page https://example.com/about
1ページに対して、オンページSEO・コンテンツ品質・テクニカル要素・構造化データ・画像を総合的に分析します。
主なチェック項目
- タイトルタグ(50〜60文字)、メタディスクリプション(150〜160文字)
- H1タグの数と構造
- コンテンツのキーワード密度(1〜3%)
- canonical、robots meta、OGP、Twitter Card
- 画像のalt属性、ファイルサイズ
/seo technical — テクニカルSEO診断
/seo technical https://example.com
8カテゴリにわたるテクニカルSEOの診断を実行します。
8つの診断カテゴリ
- クロール可能性 — robots.txt、XMLサイトマップ、クロールバジェット
- インデックス — canonical、重複コンテンツ、薄いコンテンツ
- セキュリティ — HTTPS、CSP、HSTS、X-Frame-Options
- URL構造 — クリーンURL、リダイレクトチェーン(最大1ホップ推奨)
- モバイル対応 — viewport、タッチターゲット(48x48px以上)、フォントサイズ
- Core Web Vitals — LCP(2.5秒未満)、INP(200ms未満)、CLS(0.1未満)
- 構造化データ — JSON-LD、Microdata、RDFaの検出・検証
- JavaScript描画 — CSR/SSR判定、SPA検出
AIクローラー(GPTBot、ClaudeBot、PerplexityBotなど)のアクセス可否もチェックしてくれるのが、2026年らしい機能です。
/seo content — E-E-A-Tコンテンツ分析
/seo content https://example.com/blog/article
Googleの品質評価ガイドラインに基づいて、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からコンテンツを評価します。
AI生成コンテンツの検出も行い、低品質なAIマーカー(汎用的な表現、独自の知見なし、著者情報なし等)をフラグ付けします。E-E-A-T評価で重視される一次情報・著者プロフィール・出典明示の有無もチェック対象です。
/seo schema — 構造化データの検出・検証・生成
/seo schema https://example.com
ページ上の構造化データ(JSON-LD、Microdata、RDFa)を検出し、Googleがサポートする型に対して検証を行います。不足している構造化データがあれば、JSON-LDテンプレートを自動生成してくれます。
廃止・制限された構造化データ
- HowTo
2023年9月14日にリッチリザルト表示が終了
- FAQ
2023年8月に政府・認可済み医療機関サイトのみに制限。2026年5月7日にGoogle検索結果から完全廃止(全サイト対象)
- SpecialAnnouncement
2025年7月31日に廃止
これらは構造化データを設定しても検索結果に表示されません。既存マークアップを削除してもしなくてもペナルティはありませんが、新規での実装は推奨されません。claude-seoはこれらの最新情報も把握しているため、廃止された構造化データを誤って追加してしまうリスクを防げます。
/seo geo — AI検索最適化(GEO)
/seo geo https://example.com
/seo geoは、Google AI Overview、ChatGPT、Perplexity等のAI検索での表示を最適化するためのコマンドです。
2026年のSEOで最も注目されている分野の一つで、以下の5つの指標でスコアリングされます。
比較表| 指標 | 配分 | 概要 |
|---|
| 引用適性スコア | 25% | パッセージの長さ(134〜167語が最適)、引用可能な記述の有無 |
|---|
| 構造的可読性 | 20% | 見出し階層、質問形式の見出し、短い段落 |
|---|
| マルチモーダルコンテンツ | 15% | 画像・動画・表などの多様なコンテンツ形式 |
|---|
| 権威性・ブランドシグナル | 20% | 著者情報、Wikipedia・Reddit・YouTubeでの言及 |
|---|
| 技術的アクセシビリティ | 20% | AIクローラーへのアクセス許可、SSR対応、llms.txt |
|---|
inSite
AI検索ではバックリンクだけでなく、Wikipedia・Reddit・YouTubeなどでのブランド言及も可視性に影響します。従来のリンクビルディング一辺倒ではなく、ブランド露出を意識した戦略が必要になっています。
/seo plan — SEO戦略の設計
/seo plan saas
業種別のSEO戦略を自動設計してくれます。対応している業種テンプレートは以下の5つです。
- saas — SaaS / Webサービス
- local — ローカルビジネス(店舗・地域サービス)
- ecommerce — ECサイト
- publisher — メディア・ブログ
- agency — 代理店・コンサルティング
URL階層の設計、コンテンツカレンダー、実装ロードマップ(4フェーズ)まで出力されます。
その他のコマンド
追加のSEOコマンド
- /seo images
画像のalt属性、ファイルサイズ、WebP/AVIF対応、遅延読み込み設定を分析
- /seo sitemap
XMLサイトマップの検証。/seo sitemap generateで新規生成も可能
- /seo programmatic
大量ページ生成(プログラマティックSEO)の分析・設計。100ページ超で警告、500ページ超でハードストップ
- /seo competitor-pages
「X vs Y」比較ページや「〇〇の代替サービス」ページの構成を生成
- /seo hreflang
多言語サイトのhreflangタグの検証・生成。8つの一般的なミスを自動検出
claude-seoの特徴
claude-seoが他のSEO分析ツールと異なるポイントを整理します。
サブエージェントによる並列処理
/seo auditの実行時、6つの専門サブエージェントが並列で稼働します。これはClaude Codeのエージェント機能を活用した設計で、1つのエージェントが順番に処理するよりも大幅に高速です。
各サブエージェントは専門領域に特化しており、テクニカルSEO、コンテンツ品質、構造化データ、サイトマップ、パフォーマンス、ビジュアル分析をそれぞれ担当します。
MCP連携でライブデータ分析
claude-seoはMCP(Model Context Protocol)サーバーと連携することで、実際のSEOデータを使った分析が可能になります。
対応しているMCPサーバー
- Ahrefs(@ahrefs/mcp)
バックリンク、キーワード、サイト監査のライブデータ
- Semrush(公式リモートMCP)
ドメイン分析、キーワードリサーチ
- Google Search Console(コミュニティ製)
検索パフォーマンスデータ
- PageSpeed Insights(コミュニティ製)
Core Web Vitalsの実測データ
MCPサーバーがなくても、HTMLの静的解析による基本的な分析は実行できます。ただし、バックリンク数や検索順位などの外部データを使った分析にはMCP連携が必要です。
2026年最新のSEOトレンドに対応
claude-seoは以下の最新トレンドを反映しています。
- Core Web VitalsのINP(FIDから2024年3月に移行済み)
- E-E-A-Tの全競合クエリへの適用拡大(2025年12月コアアップデート)
- GEO(AI検索最適化)— AI Overview、ChatGPT、Perplexity対応
- AIクローラー(GPTBot、ClaudeBot等)のアクセス制御チェック
- llms.txt標準への対応
- 構造化データの非推奨・廃止情報の最新化
claude-seoの注意点
claude-seoを導入する前に、セキュリティ面と使用上の制約を確認しておきましょう。
セキュリティ上の注意
claude-seoはオープンソースのツールですが、インストール・利用にあたっていくつかセキュリティ上の注意点があります。
インストール方法にリスクがある
公式のインストールコマンドはcurl ... | bashの形式です。これはネット上のスクリプトをダウンロードして、そのままPCで実行するという意味になります。
もしリポジトリが第三者に改ざんされていた場合、悪意のあるコードがそのまま実行されてしまう可能性があります。
不安な場合は、いきなりインストールコマンドを実行するのではなく、まずGitHubでインストールスクリプト(install.sh)の中身を確認してからインストールしましょう。
スキルはPC上のファイルにアクセスできる
Claude Codeのスキルは、Claude Code本体と同じ権限で動作します。つまり、スキルが実行するコマンドはPCのファイルを読み書きしたり、シェルコマンドを実行したりできます。
claude-seoに限らず、Claude Codeのスキルは信頼できるもののみをインストールするようにしてください。
APIキーの管理に注意
Ahrefs等のMCPサーバーを連携する場合、APIキーがClaude Codeの設定ファイルに保存されます。チームで共有しているPCや、GitHubの公開リポジトリに設定ファイルをアップロードしないよう注意してください。
claude-seoはMITライセンスのオープンソースプロジェクトなので、GitHubでソースコードをすべて確認できます。企業環境で導入する場合は、リポジトリをフォークして内容を精査してから利用するのがおすすめです。
使用上の注意
使用時の注意点
- Claude Codeの利用料が別途かかる
claude-seoはClaude Codeのスキル機能に依存しているため、Claude Code自体の利用料(Anthropic APIまたはClaude Pro/Maxプラン)が必要です
- 外部データの取得にはMCPが必要
バックリンク数やキーワード順位などの外部データを使った分析には、Ahrefs等のMCPサーバーの設定が必要です。MCPなしでもHTML解析ベースの分析は可能です
- 大規模サイトのクロールには時間がかかる
/seo auditは最大500ページまでクロール可能ですが、ページ数が多いほど処理時間とAPIコストが増加します
- Playwrightはオプション
スクリーンショット撮影やビジュアル分析にはPlaywrightが必要ですが、インストールに失敗しても他の機能に影響はありません
関連記事
AIでSEO記事を作成するプロンプト一式【Claude・ChatGPT対応】
→
関連記事
AI×MCPでSEO記事を効率リライトする方法【Claude Code/Codex対応】
→
まとめ
この記事のポイント
- claude-seoはClaude CodeにSEO分析機能を追加するオープンソースのスキル
- コマンド1つでインストールでき、14種類のSEO分析コマンドが使える
- /seo auditで6つのサブエージェントが並列稼働し、サイト全体を自動監査
- GEO(AI検索最適化)やE-E-A-T分析など2026年最新のSEOトレンドに対応
- Ahrefs・Semrush等のMCPサーバーと連携すればライブデータでの分析も可能
Claude CodeでSEO業務を効率化したい方は、ぜひclaude-seoを試してみてください。
claude-seoと組み合わせるMCPサーバーで最もおすすめなのがAhrefs MCPです。KW調査・SERP分析・記事構成作成までを自然言語で自動化する手順は以下の記事で解説しています。
関連記事
Ahrefs MCP完全ガイド|Claude CodeでSEO業務を自動化する実践ワークフロー
→
関連記事
AIで高品質なSEO記事を作るプロンプトとワークフロー【Claude code・Gemini CLI】
→