Google Search Console APIとは?できること4つと使い方を解説
Google Search Console APIでは、検索パフォーマンスデータの大量取得、インデックス状態の自動確認、サイトマップ管理、プロパティ管理の4つの機能を完全無料で利用できます。
Search Console上では最大1,000行までしか取得できないデータも、APIなら1日最大50,000行まで取得可能です。
毎月のレポート作成やデータ分析を自動化し、本来注力すべき施策立案に時間を使えるようになります。
「手動でのデータ取得に時間がかかりすぎる」「複数サイトの管理が煩雑」といった課題を抱えている方にとって、Google Search Console APIの活用は、業務効率化の大きな一歩になるでしょう。
本記事では、Google公式情報をもとにSearch Console APIについて詳しく解説していきます。
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Google Search Console APIとは?4つの主要機能を解説
Google Search Console APIとは、Search Consoleのデータや機能に外部のプログラムからアクセスするための仕組みです。
Google Search Console APIを使うことで、スプレッドシートや自作のツールなどから自動でデータを取得出来るようになります。
また、Search Console上では1回1,000件までの制限があるエクスポート行数を、
Google Search Console APIには大きく分けて4つの機能があります。それぞれの概要を見ていきましょう。
| API名 | 主な機能 | 用途 |
|---|---|---|
| Search Analytics API | 検索パフォーマンスデータ取得 | クリック数・表示回数・CTR・順位の分析 |
| URL Inspection API | インデックス状態確認 | ページのインデックス状況チェック |
| Sitemaps API | サイトマップ管理 | サイトマップの送信・削除・一覧取得 |
| Sites API | プロパティ管理 | サイトの追加・削除・一覧表示 |
Search Analytics API(検索パフォーマンスデータ取得)
Search Analytics APIは、Search Console APIの中で最もよく使われる機能で、Search Consoleの「検索パフォーマンス」で見られるデータをAPI経由で外部から取得できます。
Search Analytics APIで取得できるデータ
- クリック数
- 表示回数
- CTR(クリック率)
- 平均掲載順位
フィルタリング条件
データは以下の条件で絞り込めます。
- クエリ(検索キーワード)別
- ページURL別
- デバイス別(PC/モバイル/タブレット)
- 国別
- 検索タイプ別(ウェブ/画像/動画)
最大取得行数
ここがSearch Consoleの管理画面との大きな違いです。
- 1リクエストあたり最大25,000行
- 1日あたり最大50,000行(検索タイプ別)
Search Console上では1,000行までしかエクスポートできませんが、APIなら50倍ものデータを取得可能です。
大規模サイトでは、この差が分析の質に直結するでしょう。
URL Inspection API(インデックス状態確認)
URL Inspection APIは2022年1月に追加された比較的新しい機能で、Search Consoleの「URL検査」ツールと同じ情報をAPI経由で外部から取得できます。
※Google公式のブログでも詳しく紹介されています。
取得できるデータ
- インデックス状態(登録済み/未登録/除外など)
- 最終クロール日時
- 正規URL(Googleが認識している正規ページ)
- モバイルユーザビリティの状態
- リッチリザルト情報(FAQ、パンくずリストなど)
制限
1サイトあたり2,000クエリ/日という制限があります。
大規模サイトで全ページをチェックする場合は、日数を分けて実行する工夫が必要です。
URL Inspection APIでは、インデックス登録リクエストはできません。
インデックス登録をリクエストしたい場合は、Search Consoleの管理画面から手動で行う必要があります。
具体的な活用例として、Inspection APIでインデックス状態を自動チェックするツールも参考にしてください。
Sitemaps API(サイトマップ管理)
Sitemaps APIでは、サイトマップの管理操作を自動化できます。
Sitemaps APIでできること
- サイトマップの一覧取得
- 新規サイトマップの送信
- サイトマップの削除
- サイトマップの詳細情報取得
複数サイトを運用している場合や、大規模サイトで複数のサイトマップを管理している場合に便利です。
サイトマップの更新を定期的に自動実行する、といった使い方ができます。
Sites API(プロパティ管理)
Sites APIでは、Search Consoleに登録されているサイト(プロパティ)を管理できます。
Sites APIでできること
- プロパティの追加
- プロパティの削除
- プロパティの一覧表示
代理店やフリーランスで複数クライアントのサイトを管理している場合、一括でプロパティを追加したり、管理状況を確認したりするのに役立ちます。
Search Console APIの料金と利用制限【完全無料】
Google Search Console APIの料金は完全無料です。
Google公式の料金ページには、以下のように明記されています。
“All use of Google Search Console API is free of charge.”
(Google Search Console APIの利用はすべて無料です)
追加費用も従量課金もありません。ただし、無料で使える代わりに利用制限(クォータ)があります。
Search Analytics APIの制限
| 制限タイプ | 制限値 |
|---|---|
| 1リクエストあたりの最大行数 | 25,000行 |
| 1日あたりの最大取得行数 | 50,000行(検索タイプ別) |
| 同一サイトへのリクエスト | 1,200回/分 |
URL Inspection APIの制限
| 制限タイプ | 制限値 |
|---|---|
| 同一サイトへのリクエスト | 2,000回/日 |
| 同一サイトへのリクエスト | 600回/分 |
制限値の詳細はGoogle公式の利用制限ページで確認できます。
Search ConsoleとSearch Console APIの機能比較
Google Search Console APIを使うべきかどうか判断するために、Search Consoleの管理画面との違いを整理しておきましょう。
| 機能 | Search Console | Search Console API |
|---|---|---|
| 検索パフォーマンス確認 | ○ (1,000行まで) | ○ (50,000行/日) |
| 複数条件でのフィルタ | △ (制限あり) | ○ (柔軟に設定可能) |
| 定期自動取得 | × | ○ |
| 外部ツール連携 | × | ○ |
| インデックス登録リクエスト | ○ | × |
| URL削除リクエスト | ○ | × |
| 手動ペナルティの確認 | ○ | × |
| Search Consoleメッセージの取得 | ○ | × |
APIの強みは「大量データを外部から取得できる点」「自由度の高さ」です。
一方で、インデックス登録リクエストや手動ペナルティの確認など、Search Console上の管理画面でしかできない操作もある点は覚えておきましょう。
【SEO担当者向け】Search Console APIの活用例
ここからは、実際にSearch Console APIがどのように活用されているのか、具体的なシーンを紹介します。
レポート自動化による分析工数の削減
Google Search Console APIの最も多い活用パターンが、定期レポートの自動化です。
毎月の検索パフォーマンスレポートを手動で作成していると、データのダウンロード、加工、グラフ作成、資料化…と、数時間の作業が発生します。APIを使えば、この一連の流れを自動化できます。
自動化の流れ
- APIで検索パフォーマンスデータを取得
- スプレッドシートやBIツールにデータを自動投入
- グラフやレポートを自動生成
- 定期実行(GASトリガーやcronなど)で完全自動化
月に数時間かかっていたレポート作成が、一度設定すれば手間ゼロになります。空いた時間を施策立案や分析に使えるようになるでしょう。
大規模サイトのデータ分析・可視化
数万ページを抱える大規模サイトでは、管理画面の1,000行制限がネックになります。Google Search Console APIなら、全データを取得して本格的な分析が可能です。
APIで実現できる分析
- クエリ × ページのクロス集計(管理画面では困難)
- 特定カテゴリやディレクトリ単位でのパフォーマンス集計
- 前月比・前年比の自動算出
- 順位変動のトレンド分析
BigQuery、Tableau、Redashなどのツールと連携すれば、経営層向けのダッシュボードも構築できます。
GA4データとの連携にはGA4 Magic ReportsでスプレッドシートとGA4を自動連携する方法も参考にしてください。
国内企業の導入事例
実際にSearch Console APIを活用している国内企業の事例を紹介します。
アソビュー株式会社の事例
遊び予約サイト「アソビュー!」を運営するアソビュー株式会社では、Search Console APIとBigQuery、Redashを組み合わせた分析基盤を構築しています。
- 検索パフォーマンスデータをBigQueryに蓄積
- Redashでダッシュボードを作成し、チーム内で共有
- テレビ露出時の検索急増をリアルタイムでモニタリング
- 施策(タイトル変更など)の効果検証に活用
詳細はアソビュー技術ブログで公開されています。
株式会社プリンシプルの事例
SEOコンサルティングを手がける株式会社プリンシプルでは、R言語とTableauを使った分析基盤を構築しています。
- R言語のsearchConsoleRパッケージでデータ取得
- Tableauでクライアント向けダッシュボードを作成
- レポート作成の大幅な工数削減を実現
R言語での実装方法はプリンシプルの解説記事が参考になります。
今ならClaude CodeなどのAIを活用して壁打ちをしながら、自作でツールを作成するのもおもしろいかもしれません。
Search Console APIの使い方|3つの実装方法
Search Console APIを使うには、いくつかの方法があります。
スキルレベルや用途に応じて選びましょう。
Googleスプレッドシート×GAS連携(初級・ノーコード向け)
最も手軽な方法が、GoogleスプレッドシートとGoogle Apps Script(GAS)の組み合わせです。
プログラミング初心者でも、コピー&ペーストで実装できます。
設定の流れ
- Google Cloud Platform(GCP)でプロジェクトを作成
- Search Console APIを有効化
- OAuth同意画面を設定
- GASでコードを実行
メリット
- 無料で使える
- スプレッドシートに直接データが入る
- トリガー機能で定期実行が可能
GASには6分間の実行時間制限があります。大規模サイトで大量データを取得する場合は、日付範囲を分割するなどの工夫が必要です。
具体的なツールの例として、Inspection APIでインデックス状態を自動チェックするツールも参考にしてください。
また、Search Analytics APIの活用例として無料で使える検索順位チェッカーも公開していますので、ご活用ください。
Python実装(中級・汎用的)
より柔軟な処理を行いたい場合は、Pythonでの実装がおすすめです。
必要なライブラリ
- google-api-python-client
- google-auth
メリット
- 大量データの処理に適している
- 他のシステムとの連携が容易
- 複雑なデータ加工も自由自在
公式ガイド
Googleが公式のPythonクイックスタートガイドを提供しています。サンプルコード付きですので、初めてのAPI構築でも始めやすいでしょう。
その他の言語(R、Node.js等)
Python以外にも、R言語やNode.jsでの実装も可能です。
R言語
- searchConsoleRパッケージを使用
- 統計分析やTableauとの連携に強い
- データサイエンティストやアナリスト向け
R言語での実装はプリンシプル社の解説記事が詳しいです。
自社の環境や、やりたいことに合わせて、AIと壁打ちしながら実装方法を考えるのがおすすめです。
導入時の注意点
Search Console APIを導入する際に、つまずきやすいポイントをまとめました。
認証設定
GCPでOAuth 2.0の設定が必要です。設定方法はGoogle公式のOAuth 2.0ガイドを参照してください。
API制限への対応
1日50,000行の制限を超えそうな場合は、日付範囲を分割してリクエストを分散させましょう。
よくあるエラー
- 403エラー(権限エラー)
Search Consoleでユーザー権限を確認してください。APIを使うアカウントに、対象サイトへのアクセス権限が付与されている必要があります。 - 429エラー(レート制限)
リクエスト頻度が高すぎます。少し時間を空けて再実行してください。
まとめ
Google Search Console APIでできることを整理すると、以下の5点になります。
- 4つの機能が完全無料で使える(Search Analytics、URL Inspection、Sitemaps、Sites)
- 管理画面の1,000行制限を突破し、1日最大50,000行のデータを取得可能
- GAS、Python、R等の実装方法があり、スキルレベルに応じて選択できる
- URL Inspection APIは2022年追加の新機能で、インデックス状態の自動監視に有効
- ただし、インデックス登録リクエストなど管理画面でしかできない操作もある
SEO担当者にとって、Search Console APIは業務効率化の強力なツールです。まずはGASとスプレッドシートの組み合わせで小さく始めてみることをおすすめします。
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